2024.03.22
外壁塗装で黒にしたけど失敗したくない方必見!基本知識から注意点まで解説
外壁を黒に塗り替えようか悩んでいませんか?
そして黒い外壁に変えることで、家の印象はどう変わるのでしょうか?
多くの方が、外壁塗装を検討する際に、色選びに迷うものです。特に黒という色は、強い印象を持ちながらも、様々な顔を持っています。エレガントで洗練された外観を求める方から、シックでモダンな雰囲気を好む方まで、幅広い魅力で多くの人を引きつけます。しかし、同時に「黒い外壁って実際どうなの?」「メンテナンスは大変じゃないの?」といった疑問や懸念を持つ方も少なくありません。
この記事では、黒に外壁を塗り替えようと考えるあなたに、黒色の外壁が持つ魅力と実際に抱える疑問点に寄り添いながら、メリット、デメリット、そして実際に黒い外壁を選ぶ際のポイントを深掘りしていきます。外壁を黒にすることで得られる洗練された美しさと、その背後にある実用的な考慮すべき点をバランス良く解説していきます。
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目次
黒に塗り替えるメリット・デメリット
メリット
デザイン性の高さ
- 黒色の外壁は重厚感とクールなスタイリッシュさを演出し、都会的でモダンな外観を作り出します。そのため、デザイン性を重視する方には特におすすめです。
色の組み合わせやすさ
- 無彩色である黒は他の色との調和がとりやすく、特にツートンカラーの住宅デザインに取り入れやすい色です。黒を基調にすることで、他の色を際立たせることができます。
黒ずみが目立ちにくい
- 外壁に避けられない黒ずみや汚れも、黒色の場合は目立ちにくく、外壁の清潔感を長期間保つことができます。
デメリット
汚れが目立ちやすい
- 鳥の糞や砂埃など、白っぽい汚れは黒色の外壁では目立ちやすくなります。これは黒色の特性上、避けられない側面です。
熱を吸収しやすい
- 黒色は熱を吸収しやすく、特に地球温暖化の観点からも考慮が必要です。遮熱塗料を組み合わせることで、この問題をある程度解決できます。
周辺環境との調和
- 黒色の外壁は、周辺の環境や景観と合わない場合があります。特にナチュラルな色調が主流の地域では、黒色が浮いて見える可能性があります。
黒色を取り入れる際のポイント
熱の問題への対応
特に気候変動が進む中で、熱吸収の問題は無視できません。黒色が熱を吸収しやすいため、特に夏場は内部の温度上昇を引き起こす可能性があります。これを軽減するためには、遮熱塗料を使用するか、あるいは少しグレーがかった黒を選ぶことで、熱の吸収率を下げることができます。また、適切な断熱材の使用や通気性の良い設計を合わせることで、快適な居住環境を保つことが可能です。
選択肢の幅を広げる
黒色を選ぶ際には、ただ単に色だけでなく、その色の持つ艶や質感も重要な要素となります。艶あり塗料はよりモダンな印象を与えますが、時間と共にその艶が失われると、劣化が目立ち始めます。一方で、マットな仕上がりの艶消し塗料は、落ち着いた印象を与え、細かな汚れも目立ちにくくなりますが、艶ありに比べて色のバリエーションは少ないです。
統一感のあるデザイン
黒色を外壁に取り入れる際は、建物全体のバランスを考慮することが重要です。例えば、屋根や窓枠、手すりなどのアクセントカラーを変えることで、建物全体に統一感を持たせつつ、黒の持つ重厚感やスタイリッシュさを強調することができます。また、黒と白のコントラストを生かしたデザインは、シンプルながらも強い印象を与えるため、多くの人々に好まれる選択となるでしょう。
最終的に、外壁塗装における黒色の選択は、個々の家のデザイン、立地、さらには住む人の好みに大きく依存します。これらの要素を総合的に考慮し、黒色を上手く取り入れることで、唯一無二のおしゃれな外観を実現することができます。デザイン性だけでなく、機能性にも配慮しながら、自分たちの理想とする家を実現しましょう。
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黒を活用した施工実績3選
1.ブラック(高級感溢れる新築のような仕上がり)
北側の外壁が大きくゆがんでしまっていた事がきっかけとなり工事を行いました。劣化の進んでしまった1面のみ貼り替え工事を行い『塗るなら黒っぽい外壁がいい』とのご要望からオールブラックでの塗装を行いました。天井部分はメリハリをつけウッドデッキの茶色に合わせているのが今回の塗装のキーポイントです!『新築を立て直したみたい』と喜んでいただけました♪
2.ブラック×ホワイト(ツートンの外壁でおしゃれを演出♪)
色あせや、コケの汚れ、屋根材の劣化を心配しておられ、綺麗を長持ちさせたいとの事でしたので、汚れにくいフッ素樹脂塗料をご提案させていただきました。入念な高圧洗浄や下地処理、シーリングの撤去、打ち替えを行い、屋根と外壁ともに3回塗りで施工いたしました。
色に関してはカラーシミュレーションにて何度も」お打ち合わせを行いました。
3.ブラック(昔ながらのアパートを洗練された都会的なイメージに)
空室も目立つアパートということでお洒落にすることを心がけました。事前に自社のプロカラーデザイナーと何度もシミュレーションを打ち合わせし選びぬいたこだわりの色合いです。またアパートですので作業がスムースに進むよう、入居者の皆様に迷惑を掛けぬようコミュニケーションを心がけました。塗装後早速、入居のお問い合わせが増えたとのお話を聞いております。やはり見た目で判断するではないですが、借りる方にとって美観は重要な要素なのだということを再認識しました。破風板や、通路の防水塗装、軒天塗装など全てまるっと全塗装させていただきました。
吉井亀吉からのアドバイス
こんにちは、吉井亀吉です。外壁塗装の世界でずっと腕を振るってきたわけですが、今日は特に「ブラック」というカラーに焦点を当てて話したいと思います。ブラックってね、ただの黒じゃないんです。これがまた、使い方によってはすごく洗練された印象を家全体に与えることができるんですよ。ただ、紫外線に弱いっていう性質があるから、使う時はちょっと注意が必要ですけどね。
さて、ブラックの魅力ですが、これがもう、なんというか、上品さとか、そういうのを一気に格上げしてくれるんです。でもね、全部ブラックで塗りたくっちゃうと、ちょっと暗すぎるし、なんか閉塞感を感じちゃうこともあるから、ポイント使いが大事。例えばね、外壁の一部にブラックを使って、他はちょっと明るめの色でバランスを取るとかね。そういうのが、もう、見た目にもいい影響を与えるんです。
それと、ブラックを選ぶ時のコツですけど、限りなくグレーに近いブラックっていうのがあるんです。これがまた、なんとも言えずお洒落なんですよ。全然、下品にならずに、むしろ、上品な感じを出してくれる。ただ、紫外線による影響っていうのがあるから、艶消しタイプの塗料を選ぶといいかもしれませんね。艶ありだと、紫外線をよく吸収しちゃうから、色あせや劣化が早まるんです。でも、艶消しすぎると、今度は耐久性に問題が出ることもあるんですよね。だから、その辺のバランスっていうのが、とっても大事なわけです。
新しい技術の話になるんですけど、最近ではね、紫外線の影響を受けにくくしてくれる塗料が出てきてるんです。これがまた、ブラックを使う上で、すごく心強い。常に新しい塗料には目を光らせてるんですが、こういうのを見つけると、やっぱり試してみたくなるんですよね。
お客さんにはいつも言ってるんですが、外壁塗装でブラックを使うのは、ちょっと勇気がいるかもしれないけど、その分、家全体の印象がガラリと変わって、すごく満足してもらえることが多いんです。だから、ぜひ一度、挑戦してみてほしいなと。私たちがしっかりサポートしますから。
外壁塗装を考えてる方がいたら、どんな色にするか迷ってるかもしれませんが、ブラックにするかどうか、一緒に考えていきましょう。これまでの経験から言うと、ブラックを上手く使うと、本当に家全体が引き締まって見えるんです。ただし、やっぱり使い方にはコツがいるから、そこは私に任せてくださいね。
というわけで、今日はちょっとしたアドバイスをしていきました。外壁塗装に関すること、何でも聞いてくださいね。
以上、吉井亀吉でした。
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色選びの失敗例4選
失敗例1: イメージと異なる色
最も一般的な失敗は、塗装後の色が想像していたものと異なることです。これは「面積効果」という現象によるもので、小さな色見本と実際の大きな壁面では、同じ色が異なって見えることが原因です。この問題を回避するには、A4サイズ程度の大きな色見本を使って確認することが重要です。また、実際に壁の一部に塗ってみて、光の当たり方や周囲の環境との調和を確認することもおすすめします。
失敗例2: 汚れが目立つ色
塗装して数年で汚れが目立ち始めることもあります。特に白や黒などの色は汚れが目立ちやすい傾向にあります。汚れにくい色を選ぶことで、塗装の寿命を延ばし、美観を保つことができます。外壁には落ち着いた色や淡い色がおすすめで、特にグレー、アイボリー、クリーム色、ベージュ、薄いブラウンなどが人気です。これらの色は汚れが目立ちにくく、外壁の美しさを長持ちさせます。
失敗例3: 周囲の環境との調和が取れない
隣の家や周囲の環境との調和を考えずに色を選ぶと、仕上がりが場違いに見えることがあります。色見本やカタログだけで決めず、周囲の景色と比較して、目立たせたいのか、それとも落ち着かせたいのかを考えることが大切です。地域の風土や他の建物とのバランスを考慮することで、120%の外壁塗装が実現できます。