お客様を幸せ色に
塗替え続ける。
小さいうちに母を亡くした僕は、友達と喧嘩する度に『母親がいないくせにと』からかわれていました。苦しく、寂しくて、星を見上げては、「お母さんに会いたい。」と泣いてばかりいたことを今でも思い出します。
15歳の時、父の仕事である、家具塗装の手伝いを初めて経験してからというものの、塗装道というものに、強い憧れを抱くようになりました。「進学ではなく、塗装職人になりたい。」と伝えましたが、反対もあり高校へ進学。しかし、どうしても憧れを捨てきれずに中退することになりました。(決して不良だったわけではありません笑)
その後、念願が叶い先輩が勤めていた塗装屋さんに就職。紆余曲折ありながらも、根気強く修行を続けると同時に、現実も目の当たりにしました。勤めていた会社は下請けでしたので、単価などの問題もあり、必ずしも納得の行く仕事が提供出来る状態ではありませんでした。「もっとお客様を幸せに出来るはずだ!」と悔しい想いと共に、34歳の時に独立させていただきました。
職人として納得の行く仕事を届け、お客様から「新築みたいにしてくれてありがとう!」と笑顔をいただく度に、塗装屋になって良かったと心から感じるのです。これほどまでの天職は、他にはないと信じています。
2021年には、双子の娘も授かりました。凄く手が掛かりますが、物凄く可愛いんです!そんな娘たち、家族、それから天国にいるお母さん、お父さんに恥じない仕事を提供し、お客様を幸せ色に塗替え続ける。これが私がこの仕事に掛ける想いです。
代表 下村 健太