人生を塗り替えた、
塗装との出会い
4人姉弟の末っ子として厳格な家庭に生まれました。厳しかったお父さんからは、拳が飛んでくる事もしばしば。「家の中に僕の居場所はないんだ、、、。」そう感じ孤独な幼少期を過ごしました。中学に上がり、その複雑な心境から非行に走り、最終的に施設に入ることになりました。お母さんからは、「もう帰って来ないで」と伝えられ僕は「どん底のまま生きていくんだ。」とひねくれて捉えていました。そんな中、一早く面会に来てくれたのが父親でした。アクリル板越しに見た初めての涙。嫌われていると思っていたのに、一番心配してくれていたんだ。その事実に触れた時、世界が輝きだした気がしました。
そこから「家族を安心させたい」と覚悟が決まり、知人の紹介で塗装を始めました。下請け中心の会社で、元請け企業から「早く仕上げろ!」と利益ばかりを求められました。それでも「お客様を幸せ色にしたい!」気持ちが勝り、どの現場も手抜きなど出来ませんでした。そんなある日、お客様から「次も絶対あなたにお願いしたいわ♬」という言葉をいただきました。その瞬間に、今までの苦労が報われた気がして心が震えました。「僕は、間違っていなかった。塗装こそが天職だ!」と心の底から思いました。
塗装仕事は、私の人生を塗り替えてくれた恩人です。そしてそれを教えてくれたのは、お客様でした。だからこそ磨きに掛けた腕で恩返しし続けたい。家族、妻、子に恥じぬ作品を作り続けたいと思わずにはいられないのです。
代表取締役 中山 博史