外壁塗装は10年～16年あるいは、数十年に一度の重要な工事であり、かなりの費用がかかることから、
失敗を避けたいと考える方が多いのではないでしょうか。
この記事では、外壁塗装を依頼する際に知っておくべき注意点や、よくあるトラブルについて詳しく解説します。
塗装業者を選ぶ際のポイントやトラブルを避けるための対策も紹介しますので、参考にしてください。
外壁塗装で起こりがちなトラブルとは
外壁塗装を依頼する際に、どのようなトラブルが起こりやすいのかを理解しておくことは非常に重要です。
以下に、よくあるトラブル事例を紹介します。
1.1 納得できないままの契約
外壁塗装の状態は家の敷地外からも目視で確認できるため、塗装会社からの飛び込み営業がよくあります。
特に、台風や地震の後は外壁が損傷しやすく、営業が活発になります。
営業担当者に説得され、十分な理解をしないまま契約してしまうケースも多いです。
例えば、「今日契約すれば特別価格で提供します」と急かされることもあります。
住まいは宝物であり、塗装は安い買い物ではありませんから、落ち着いて検討しましょう。
1.2 想定以上の費用
外壁塗装の費用は、外壁の状態や家の立地条件、使用する塗料のグレードによって大きく変動します。
塗装会社によっては、初めの見積もりよりも追加、追加で高額な請求が来ることもあります。
ひび割れの補修やシーリングの充填などが必要になると、さらに費用が嵩むことがあります。
見積もりの段階でこれ以上に高くなる可能性があるのか、ないのかを確認しておきましょう。
1.3 イメージと異なる仕上がり
塗装の仕上がりが想定と異なる場合も多く見られます。
色見本やイメージ画像と実際の仕上がりが違う、表面にムラや凹凸が生じるといった問題が発生することがあります。
また、事前に説明されていない部分が塗装されてしまうこともあります。
可能であれば見積もりの段階からカラーシュミレーションをお願いしましょう。
1.4 施工後すぐの色落ち・色あせ
外壁塗装の品質は素人目には判断が難しく、施工直後は問題がなく見えても、
1年も経たないうちに塗装が劣化することがあります。
これは下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが適切に行われていない場合に起こりがちです。
このような施工不良は後々大きなトラブルの原因となります。
また既存の塗り対象部材の劣化が激しい場合は、下塗りを2回に増やしたりとプロの職人の経験が重要になります。
お気軽にご相談ください！
外壁塗装を依頼するときに意識すべき8つの注意点
外壁塗装で失敗しないためには、以下のポイントに注意して塗装業者を選ぶことが重要です。
2.1 施工の実績
塗装会社の技術力を確認するために、施工実績をチェックしましょう。
各社のホームページでこれまでの施工例を確認することで、技術力や対応力を把握できます。
施工実績を確認することで、特定の条件（狭小地や特殊な外壁材など）に対応できるかどうかもわかります。
2.2 見積書の内容
見積書は、施工内容や費用について詳しく記載されているかを確認しましょう。
以下の点をチェックすることが重要です：
- 施工費用は1平方メートルあたりで細かく計算されているか
- 施工内容が具体的に記載されているか
- 付帯設備の塗装費用も含まれているか
- 補修が必要な場合、その費用も明示されているか
- 使用する塗料のメーカーや種類が記載されているか
- 見積書の内容に不明点があれば、事前に質問して確認することが大切です。
2.3 費用相場
費用相場を知るために、複数の塗装業者から相見積もりを取りましょう。
これにより、極端に高いまたは低い見積もりを避けることができます。
また、足場代が無料と謳っている場合、
他の項目で費用が上乗せされていることなども良くあるため、全体の費用を比較することが重要です。
総額を意識して、その他は営業文句だと考えた方がいでしょう。
大体の場合、一棟まるごとの塗装で115万円～170万円程度が相場となります。
2.4 施工工程
施工工程は一つでも省略すると仕上がりに大きな影響が出ます。
事前に工程表を確認し、必要な作業が全て含まれているかを確認しましょう。
特に以下の点に注意が必要です。
- 高圧洗浄が行われているか（時間はどれくらい掛けるか。）
- ひび割れや剥がれの補修が含まれているか（どのように補修をするか。会社ごとに方法は異なります。）
- 3度塗りが行われるか
- 十分な乾燥時間が確保されているか
2.5 塗装期間
塗装期間が短すぎる場合、必要な工程が省略される可能性があります。
戸建て住宅の平均的な塗装期間は9〜16日間程度です。
この期間が十分に確保されているかを確認しましょう。
2.6 塗料の色・素材
使用する塗料の色や素材によって仕上がりが異なります。
色見本やシミュレーション画像だけでなく、実物のサンプルを確認し、
できるだけ自然光の下でチェックすることでイメージの相違がゆるやかになるでしょう。
塗料の素材も耐用年数に大きく影響するため、家の将来計画に応じた素材を選びましょう。
また原色に近い色は同じ塗料のグレードでも色褪せが早くでる傾向がありますのでご留意ください。
2.7 事前の調査
塗装業者が事前に外壁の状態を正確に調査することが重要です。
塗装未経験の営業マンではなく、職人経験者の方に調査を依頼し、
詳細な診断結果を基に施工計画を立てることで、トラブルを防ぐことができます。
2.8 保険や保証の内容
保証や保険の内容を確認し、不備があった場合に再塗装の費用を補償してもらえる
リフォーム瑕疵保険などが含まれているかを確認しましょう。
これにより、万が一のトラブルにも安心して対処できます。
とりあえず相談してみる
吉井亀吉からの追加アドバイス
外壁塗装っつうのは家の顔を守る大事な工事だ。だからこそ、以下のポイントも押さえとけよな。
業者の評判をチェックするのは大事だ。
ネットの口コミやレビューだけじゃなく、
実際に塗装を依頼したことがある近所の人や知り合いから話を聞くのが一番確実だ。
リアルな経験談は何よりも参考になるからな。
直接現場を見に行くのもおすすめだ。
業者が過去に手がけた現場を見せてもらえ。
写真だけじゃわからん細かい仕上がりや、実際の色合い、劣化具合なんかを自分の目で確認するんだ。
可能なら、施工中の現場も見学させてもらうといい。
契約前の詳細な打ち合わせは念入りにな。
工事の流れ、使う材料、工期、見積もりの内訳、どこまでやってくれるか、全部細かく確認しておけ。
曖昧な点は契約書にしっかり書いてもらえよ。
施工後のメンテナンスも重要だ。
塗装が終わったらそれで終わりじゃねぇ。
アフターフォローがしっかりしてる業者かどうかも確認しとけ。
施工後にトラブルが起きた場合、迅速に対応してくれるかどうかが大事だ。
塗料の耐久性と環境への影響も考えよう。
最近は環境に配慮したエコ塗料なんかも出てるから、選ぶ際に考慮するのもいいだろう。
長持ちする塗料を選べば、次回の塗装までの間隔も延ばせるし、環境にも優しいから一石二鳥だな。
近隣への配慮も忘れちゃいけねぇ。
工事中は騒音や塗料の匂いで近所に迷惑かけることもある。
事前に挨拶回りをしておくと、トラブルになりにくいぞ。
業者に近隣への配慮も徹底してもらうように頼むのも忘れずにな。
塗装時期の見極めも大事だ。気候や季節も塗装の仕上がりに影響する。
雨が多い梅雨時期や極端に寒い時期は避けた方がいい。
天気が安定してる春や秋がベストだな。
安すぎる業者には注意しろよ。
安いに越したことはねぇけど、相場よりも極端に安い見積もりを出してくる業者には注意が必要だ。
手抜き工事をされるリスクが高いからな。
しっかり見積もりを比較して、信頼できる業者を選べよ。
トラブル時の対応策も考えとけ。万が一トラブルが発生した場合に備えて、
どこに相談すればいいかを事前に調べておくと安心だ。消費生活センターや専門の相談窓口なんかを確認しておけ。
以上がオイラからのプラスアルファのアドバイスだ。
外壁塗装は長期的な視点で考えて、慎重に業者選びをすることが肝心だ。
納得のいく仕上がりを得るために、頑張ってくれよな。
まとめ
外壁塗装は住まいの寿命を延ばすための重要な工事であり、塗装業者を選ぶ際には慎重な判断が求められます。
施工実績や見積書の内容、費用相場、施工工程、塗装期間、塗料の色・素材、事前の調査、
保険や保証の内容をしっかり確認し、信頼できる業者を選ぶことで、トラブルを避け、
満足のいく仕上がりを得ることができます。
これらの注意点を意識して選定することで、外壁塗装の成功に近づけるでしょう。
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