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【塗り替える前に】外壁を黒にしたら暑い!?実際の温度差と対策まとめ

2025.07.25

【塗り替える前に】外壁を黒にしたら暑い!?実際の温度差と対策まとめ

外壁の色として人気のある「黒」。モダンで重厚感があり、洗練された印象を与える一方で、「黒い外壁は暑くなるんじゃないの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか?特に夏場の日差しが強い時期は、室内まで熱が伝わるのではと心配になりますよね。

この記事では、塗装職人の目線から「黒い外壁は本当に暑くなるのか?」という疑問を出発点に、暑さ対策の具体策まで分かりやすく解説します。さらに、実際に黒を選んだ方の声や、後悔しない選び方、プロならではの工夫や塗料の力まで網羅してお伝えします。

最後まで読むのが大変だな~という方はコチラからご相談ください♪

この記事を読むと分かること:

  • 黒い外壁と白い外壁で温度差はどのくらいあるか分かる

  • 黒い外壁にした場合の室内温度や冷房効率への影響が分かる

  • 暑さを軽減するための塗料・工法・設計の工夫が分かる

  • 黒い外壁にする際の注意点・後悔しない選び方が分かる

  • 暑さ対策に対応した外壁塗装業者の選び方が分かる

黒い外壁は本当に暑くなる?まず結論から解説

黒い外壁にすると「家の中まで暑くなるのでは?」と不安に思う方は多いでしょう。実際、私たちの現場でも黒系カラーを選ぶ前に「暑さに耐えられるか不安」という声をよく聞きます。

結論から言うと、黒い外壁は確かに他の色よりも表面温度が上がりやすいです。

太陽の熱を吸収しやすいため、特に夏場は50℃〜60℃以上に達することもあります。ただし、だからといって「室内まで地獄のように暑くなる」というわけではありません。

なぜなら、外壁の色よりも重要なのは断熱材や遮熱塗料の性能だからです。本項ではまず、黒と白の温度差や熱吸収のメカニズム、実際に黒い外壁を採用したご家庭の声まで、塗装職人の視点で分かりやすく解説していきます。

白系との温度差はどのくらい?実測値で比較

黒い外壁と白い外壁、同じ気温下でどのくらい温度差が出るのか――これを客観的に示すには、実測データが参考になります。

以下の比較をご覧ください。

色の種類 晴天時の外壁表面温度(目安)
約35℃〜40℃
グレー 約45℃〜50℃
約55℃〜65℃

このように、白と黒では15℃〜25℃もの差が生まれます。特に風通しが悪く日射の強い壁面では、黒色の吸熱効果が大きく現れます。

ここで注意すべきは、この「温度差」がすぐに「室内温度の差」には直結しないということです。外壁の内側には断熱材が施工されているため、熱がすぐ室内に伝わるわけではありません。

とはいえ、断熱材が薄い古い住宅や、通気層がない構造の場合は室温にも影響が出ることがあります。冷房効率が下がり、結果的に光熱費が上がってしまうケースも。

つまり、外壁の色を選ぶ際は、「表面温度が上がりやすい」という特性を理解し、それに応じた断熱・遮熱対策とセットで考えることが大切なのです。

表面温度は50℃以上に?なぜ黒は熱を吸収しやすいのか

黒い外壁が暑くなるのは、「光の吸収率」が高いという性質によるものです。

光には可視光線・赤外線・紫外線などが含まれますが、黒はこれらのすべての波長をほぼ吸収してしまいます。

逆に白は、光を反射する性質が強く、熱を跳ね返すのです。

■ 黒い外壁が熱くなる理由

  • 日射を効率よく吸収してしまう

  • 吸収された熱が外壁表面にとどまる

  • 外気温が高いと輻射熱(放射熱)として周囲に伝わる

  • 結果、外壁面が50℃〜60℃以上に達する

特にガルバリウム鋼板など金属系の黒外壁は、熱の蓄積が激しく、夏場は触れないほどの高温になります。逆にモルタルやサイディングでも、塗装が黒ければ吸収率は高く、表面温度上昇は避けられません。

しかしここでポイントなのが、遮熱塗料の有無によって表面温度が10℃程度下がるという点です。私たち塗装業者がよく使う遮熱塗料は、赤外線を反射して表面温度を低減させる効果があります。

つまり、「黒=暑いから絶対NG」とは言い切れず、熱を吸収しやすい素材であることを理解し、それに合った塗料を選べば対処可能だということです。

実際に黒い外壁にした家の口コミ・体感温度は?

現場で塗装をしていると、実際に黒系カラーを選んだ施主さまからリアルな声を聞くことができます。

以下はその一部です。

●30代ご夫婦(築8年・ガルバリウム外壁)
「見た目は最高!ただ、南側の壁が日中すごく熱くなります。でも断熱材を入れてるからか、室内はそこまで暑くないですね。」

●60代男性(モルタル壁・黒系塗料+遮熱塗料施工)
「以前よりも外壁の表面温度は上がったけど、遮熱塗料のおかげで室温は変わらなかった。ただ真夏の西日だけは少し気になるかも。」

●40代女性(築10年・黒からアイボリーに塗り替え)
「見た目は黒が好きだったけど、夏場の冷房代が気になって色を明るくしました。結果、冷房の効きが良くなったように感じます。」

こうした口コミからもわかる通り、外壁の色は「デザインの好み」だけでなく、「住み心地」にも影響する要素です。ただし、適切な断熱・遮熱対策を講じていれば「暑くて後悔した」という声は意外と少ない印象です。

現場の肌感としても、最近は遮熱塗料とセットで黒外壁を採用される方が増えており、暑さ対策を前提に選ぶ方が主流になってきています。

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室内まで暑くなる?断熱性能と色の関係を知っておこう

黒い外壁に興味はあるけれど、「家の中まで暑くなるんじゃないか」と不安に感じる方は少なくありません。

実際、黒は太陽光を吸収しやすく、表面温度が上がりやすいのは事実です。しかし、その“暑さ”が室内にどう影響するかは、家の断熱性能によって大きく変わってきます。

断熱材がしっかり施工されているかどうか、屋根や窓の仕様、さらには使用する塗料によっても結果はまったく異なります。

逆にいえば、断熱性と遮熱性に優れた塗装を施せば、黒い外壁でも快適な室温をキープすることは可能です。

ここでは、実際のデータや現場感をもとに、外壁の色と室温の関係性を正しく理解するための4つの視点を解説します。

これを読めば、見た目の好みだけでなく、「快適性と経済性を両立した色選び」ができるようになります。

外壁の色だけで室温は何度変わる?

「黒い外壁にすると、家の中も暑くなるのか?」という疑問は、よくお客様からいただきます。確かに黒は熱を吸収しやすく、白よりも外壁の表面温度が15~25℃高くなることもあります。

しかし、室内温度への影響は“断熱の有無”によって大きく変わるのが実情です。

下の表をご覧ください。

外壁色 室内温度差(断熱あり) 室内温度差(断熱なし)
±0〜0.5℃ ±1℃前後
グレー ±0.5〜1℃ ±1.5℃前後
±1℃程度 ±2〜3℃以上

このように、断熱材がしっかり入っている住宅では、外壁色による室温差は1℃前後に収まるケースが多いのです。逆に、断熱性能が乏しい古い住宅では、色の違いがダイレクトに室内へ影響してしまいます。

また、塗装に使う塗料の遮熱性能もポイントです。例えば当社「塗り処ハケと手」では、遮熱効果に優れた《極-kiwami-》を採用しています。

この塗料なら黒系でも赤外線をしっかり反射し、表面温度の上昇を10〜15℃抑えることが可能です。

結論として、外壁の色だけで「暑くなる」と決めつけるのは早計です。大切なのは「中の断熱」と「外の遮熱」、この両方のバランスなのです。

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断熱材・遮熱塗料がある家とない家の違い

外壁の色が同じでも、断熱材や遮熱塗料があるかないかで、室温や光熱費は大きく変わります。

実際の現場でも、この違いを実感するケースは数多くあります。

■ 断熱材とは?
壁の中に入っている“熱を通しにくくする層”です。代表的なものは以下の通り。

  • グラスウール:安価で汎用性が高い

  • 硬質ウレタンフォーム:高断熱性・省スペース

  • セルロースファイバー:調湿性あり、エコ志向向き

■ 遮熱塗料とは?
太陽光、特に赤外線(熱エネルギー)を反射する塗料のことです。塗料に特殊な顔料が使われており、外壁表面の温度上昇を10〜15℃程度抑えることが可能です。

■ 性能比較イメージ

構造タイプ 室内の快適性 冷房効率 外壁表面温度
断熱+遮熱塗料あり 低い(45〜50℃)
断熱のみ やや高い
断熱・遮熱なし × 高い(60℃超)

とくに《極-kiwami-》は、遮熱・超耐候・低汚染の三拍子がそろった塗料です。黒やダークカラーに対しても高い遮熱効果を発揮するため、「黒でも涼しく、長持ちさせたい」という方には最適な選択です。

断熱材と遮熱塗料をセットで考えることで、見た目だけでなく、快適さと省エネ効果の両立が実現できます。

窓や屋根との組み合わせで室内環境は変わる

外壁の色や塗料性能だけで室内温度が決まるわけではありません。

窓と屋根からの熱侵入が、実はもっとも大きな割合を占めているのです。

■ 夏場における熱の侵入割合

  • 窓 :約70%

  • 屋根:約15%

  • 外壁:約10〜15%

つまり、外壁をどんなに遮熱しても、窓や屋根からの熱を放置すれば室内は暑くなるということです。

■ 対策の組み合わせ例

部位 有効な対策
複層ガラス、遮熱フィルム、外付けブラインドなど
屋根 遮熱塗料、通気構造、断熱材
外壁 遮熱塗料(例:極-kiwami-)、通気層施工

たとえば、「外壁は黒くてかっこいいけど、南向きの大窓がある」という場合は、窓に遮熱フィルムを貼るだけで、体感温度がぐっと下がることもあります。

屋根も、遮熱塗料を塗るだけで真夏の小屋裏温度が10℃以上変わることも珍しくありません。

塗装職人として現場に立って感じるのは、「建物全体をバランスよく断熱・遮熱することの重要性」です。どこかひとつを対策するだけでは不十分ですが、全体を計画的に整えれば、黒い外壁でも室内環境は快適に保てます。

冷房代に差が出るって本当?年間コストの比較

「黒い外壁は冷房代が高くなる」と言われることがありますが、これは部分的には正解、部分的には誤解です。

■ なぜ差が出るのか?
黒い外壁は太陽熱を吸収しやすいため、断熱や遮熱が不十分だと室温が上がりやすく、エアコンの負荷が増えるからです。

■ 実際のシミュレーション例

住宅タイプ 遮熱・断熱対策 外壁色 月間冷房費 年間差額(5か月分)
新築(高断熱+遮熱塗料) あり 約5,600円
築10年・遮熱なし なし 約7,200円 約8,000円アップ
築20年・無断熱+黒外壁 なし 約8,500円 約14,500円アップ

たった月1,000円〜3,000円の差と思っても、10年で見れば10万円以上の差になることもあります。ですが逆にいえば、断熱+遮熱塗料を導入すれば、黒外壁でも冷房費は最小限に抑えられるということです。「塗り処ハケと手」で使用している《極-kiwami-》は、遮熱性能に優れており、冷房費の節約にもつながる実績があります。

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後悔しない!黒い外壁にする前に知っておくべき注意点

黒い外壁は、その見た目のかっこよさや高級感から多くの方に選ばれています。

ただ、実際に施工されたお客様から「想像より汚れが目立つ」「周りから浮いてしまった」といった声を聞くことも少なくありません。

おしゃれさの裏に潜むリスクを知らずに決めてしまうと、後から後悔することになります。

そこで、ここでは黒い外壁を検討している方に向けて、“施工前に必ず押さえておきたい注意点”を4つの視点から丁寧に解説します。

塗装職人として実際の施工事例やお客様の声をもとに、失敗しないためのリアルなポイントを整理しました。この記事を読めば、黒い外壁でも安心して選べるようになります。

色あせ・チョーキング・汚れ…黒系が劣化しやすい理由

黒やダークカラーの外壁は、紫外線や雨・汚れの影響が非常に目立ちやすいのが特徴です。

特に以下の3点は、黒系外壁に多く見られる劣化症状です。

■ 黒系でよく起こる劣化現象

  • チョーキング(白い粉が手につく):紫外線で塗膜が分解され、表面が粉状になる現象。黒色だと粉が非常に目立ちます。

  • 色あせ・退色:日射により黒の“深み”が薄れ、ムラっぽく見える

  • 雨筋汚れ・ホコリの付着:黒は白系より汚れがくっきりと見えるため、放置すると印象が悪くなりやすい

こうした症状は、一般的な塗料だと5〜8年ほどで顕著に表れてくるケースもあります。とくに南側や西側の外壁は、日射・雨風を最も受けやすいため要注意です。

ではどうすればいいのか?――答えは、「高耐候・低汚染性のある塗料を選ぶ」こと。

たとえば、私たち「塗り処ハケと手」では《極 -kiwami-》というハイグレード塗料を使用することがあります。

これは超耐候・超低汚染・遮熱性能すべてに優れた塗料で、黒などの濃色でも15年以上色持ちが良く、雨筋汚れも付きにくいという特徴があります。

つまり、塗料の選び方ひとつで“後悔するかどうか”が大きく分かれるのです。見た目だけでなく、メンテナンス性も含めて選ぶのが、黒い外壁を長く美しく保つコツです。

周囲の家とのバランスや景観は問題にならない?

黒い外壁は見た目のインパクトが強いため、周囲の景観との調和も大きなポイントになります。

特に住宅密集地や景観規制のある地域では、注意が必要です。

■ よくある後悔の声

  • 「近所の家が明るい色ばかりで、我が家だけ浮いてしまった」

  • 「親戚や友人に“お店みたい”と言われた」

  • 「黒い壁が日差しを反射して、隣家からクレームがきた」

こうした事態を避けるには、以下のような工夫が有効です。

■ 調和を取る工夫

対策 内容例
色味を調整 真っ黒ではなくチャコールグレーやネイビー寄りの黒にすることで、圧迫感を和らげられる
面積を限定 外壁全面を黒にせず、一部をアクセントカラーとして使う方法も効果的
周囲の住宅と比較 実際に現地で周囲の家と比べてから色を選ぶのがベスト

当社では、最大20パターンのカラーシミュレーションを無料でご提供しています。お客様の家を撮影し、実際の立地に黒系外壁を当てはめて見比べることで、完成後のイメージを具体的に確認できます。

黒系のデザイン性は魅力的ですが、調和が取れていなければその魅力は半減します。事前のチェックとシミュレーションが“後悔しない外壁選び”には不可欠です。

地域性で差が出る!黒外壁が向いている立地とそうでない場所

黒い外壁が“アリ”か“ナシ”かは、住んでいる地域の気候や立地条件によっても変わってきます。

以下に具体的なケースをまとめました。

■ 地域別での相性

地域 向いているか? 理由
北海道・東北 冬の寒さを吸収して暖房効率アップ、雪景色にも映える
関東・関西 遮熱対策すれば問題なし、汚れ対策は重要
九州・沖縄 強い日差しで表面温度が高くなりすぎる可能性があるため遮熱塗料が必須
海沿い・山間部 塩害・湿気による劣化に注意、耐候性・防藻性の高い塗料が必要

また、立地にも注目すべきです。

  • 道路沿いの家:排気ガス汚れがつきやすいため、親水性塗膜などで汚れを流す機能がある塗料が理想

  • 隣家との距離が近い:熱や光の反射がトラブルになる可能性あり

  • 風通しの悪い土地:湿気がこもりやすく、コケ・カビの発生リスクが高い

これらを踏まえると、黒い外壁=全国どこでもOKというわけではないのが実情です。

当社では、地域特性を考慮した塗料選定・カラープランをご提案しています。特に《極-kiwami-》は、遮熱・防汚・高耐久の3拍子がそろっており、どんな地域でも黒外壁を長く快適に保てる塗料としておすすめできます。

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近隣トラブルの火種にも?熱反射・光の問題

黒い外壁は光を吸収しやすい一方で、表面温度が上がると輻射熱(放射熱)として周囲に熱を放つ性質があります。

これが原因で近隣トラブルになるケースも実際に起きています。

■ 事例:隣家とのトラブル

  • 「黒い壁からの反射熱で、うちの庭が真夏に異常に暑くなる」

  • 「午後になると、黒い壁に反射した光が窓に入ってくる」

こうした事態を防ぐには、以下のような配慮が必要です。

■ 対策ポイント

配慮項目 内容例
外壁の向き 西日が当たる面に黒を使う場合は要注意。反射熱が強くなるため
色味・光沢 つや消しタイプやグレートーンにすると反射を軽減できる
遮熱塗料の使用 輻射熱を抑える効果もあるため、近隣への配慮としても有効

当社の取り扱う《極-kiwami-》は、高い遮熱効果によって外壁の表面温度を下げることができ、結果的に周囲への輻射熱を抑えることにもつながります。

「うちは隣と距離が近いから心配…」という方には、カラーシミュレーション+塗料性能のご説明をセットでご案内することも可能です。

近隣トラブルを避けつつ、黒外壁の魅力をしっかり活かすためには、色・塗料・設計のトータルバランスが重要です。

それでも黒い外壁を選びたい人へ:暑さを軽減する4つの工夫

黒い外壁はおしゃれで重厚感があり、近年とても人気の高いカラーです。

しかし、「見た目がいいけど、やっぱり暑さが心配…」という方も多いのが事実。そこでご安心いただきたいのが、黒外壁でも快適に暮らすための“暑さ対策”がしっかり存在するということです。

塗装職人として数多くの施工に携わってきた経験から言えるのは、「色=暑い」ではなく、暑さをどう防ぐかの工夫次第で住環境は大きく変わるということです。

この章では、黒い外壁の魅力をあきらめずに、快適性も両立させるための具体的な4つの工夫を紹介します。「黒はNG」と決めつける前に、ぜひ知っておいていただきたい内容です。

遮熱塗料で表面温度を10℃下げる

黒い外壁の暑さ対策で最も有効なのが、遮熱塗料の活用です。遮熱塗料とは、太陽光の中でも熱の原因になる赤外線を反射する特殊な塗料のことで、外壁の表面温度を大きく下げることができます。

■ 遮熱塗料を使用した場合の効果(夏場・晴天時)

外壁色 通常塗料の表面温度 遮熱塗料《極 -kiwami-》使用時
約60~65℃ 約45~50℃(▲10〜15℃)

この10℃以上の差は、室内温度やエアコンの効き、建材の劣化スピードにも大きく影響します。

当社「塗り処ハケと手」でも導入している《極 -kiwami-》は、黒や濃色にも高い遮熱効果を発揮する、次世代型の高機能塗料です。通常の遮熱塗料では効果が薄れがちな黒でも、赤外線反射率を高める顔料配合で、しっかり遮熱性を保ちます。

しかも、極は遮熱性だけでなく、超低汚染性・超耐候性にも優れており、黒外壁の“暑さ・汚れ・色あせ”の三重苦をまとめて解決できるのが強みです。

見た目の美しさと、機能性の両立を叶えたい方には、遮熱塗料は必須の選択肢といえます。

通気層を設けた工法で熱のこもりを防ぐ

塗装だけでなく、外壁の構造(工法)にも暑さ対策のカギがあります。

その中でも効果が高いのが「通気層(つうきそう)構法」の採用です。

■ 通気層とは?
外壁材の内側と断熱材の間に数cmの空間を設ける構造のことで、この空間を通って空気が流れることで、熱や湿気がこもらず逃がすことができるようになります。

■ 通気層あり・なしの比較

項目 通気層あり 通気層なし
壁内の熱こもり 少ない(熱逃げる) 多い(蓄熱しやすい)
湿気の逃げ道 ある ない
カビ・結露の発生 少ない 多い
室温への影響 小さい 大きい

特に黒系のように表面温度が高くなりやすいカラーでは、通気層の効果が顕著です。壁内に熱がたまりにくくなることで、室内への熱侵入を防ぎ、結果としてエアコン効率もアップします。

現場でも、築浅の高気密住宅やZEH仕様の家には必ず通気層が設けられており、外壁色に関わらず快適に過ごせている印象があります。

塗料だけでなく、家の構造から熱のこもりにくい仕組みを整えることで、黒外壁でも快適性は保てるということを知っておいて損はありません。

日射を遮る設計(庇・バルコニー・植栽)を活かす

黒外壁は日射により表面温度が上がりやすいですが、日射そのものを遮る工夫を建築面で取り入れることも効果的です。

■ 具体的な日射遮蔽の工夫

方法 効果とポイント
庇(ひさし) 窓上部からの日差しをカットし、外壁や室内の温度上昇を防ぐ
バルコニー 建物側面に日陰をつくる、2階の壁面温度を抑える
植栽・シェード 夏は葉で日差しをカットし、冬は落葉して日光を取り込む“自然の断熱材”

とくに庇やバルコニーは、夏の高い角度からの直射日光を遮り、黒外壁の表面温度の上昇を抑えるのに効果的です。

また、外構部分に落葉樹やつる植物をうまく配置することで、壁面の一部を日陰に保つことも可能です。これはパッシブデザインと呼ばれる建築的手法で、自然の力で快適性を高める工夫のひとつです。

設計段階でこれらを意識するだけでも、黒外壁の暑さ対策に大きな違いが出ます。とくに南・西向きの壁面にこれらの工夫を取り入れることで、効果は何倍にもなります。

色味の選び方(完全な黒でなくダークグレーなど)

最後の工夫は、色の選び方そのものに関するものです。
黒といっても、「真っ黒」から「チャコールグレー」「スレートグレー」など、さまざまな濃度の黒系カラーがあります。

■ 色味による違い

色名 見た目印象 表面温度上昇 メリット
ピュアブラック 高級感・引き締まり感が強い 高い 洗練された外観、重厚感
チャコールグレー 柔らかい黒で圧迫感少なめ やや低い 汚れ・色あせが目立ちにくい
ネイビーブラック 青みがかった黒で個性あり やや低い 周囲との調和を取りやすい

たとえば「ピュアブラック」は最も人気ですが、その分暑さや汚れの影響も受けやすい傾向があります。対して「チャコールグレー」や「ダークグレー」であれば、黒の重厚感を残しつつも、多少の遮熱性を確保でき、汚れや劣化も目立ちにくくなるため、実際の施工でも採用率が高いです。

当社のカラーシミュレーションでは、こうした微妙な色合いの違いを画面上で比較しながら選べるため、「想像と違った」という後悔も防げます。

「黒にしたいけど、暑さや汚れが気になる…」という方は、“完全な黒”以外の黒系カラーを選ぶだけでリスクを大きく軽減できます。

黒い外壁にしたいけど暑さが気になるときはご相談ください!

黒い外壁は、シックで高級感があり、住まいの印象をガラリと変えてくれます。

ただ、「見た目は好きだけど、夏の暑さが心配…」「色あせや汚れが目立ちそうで不安…」という声を、多くのお客様から実際にいただきます。

しかしご安心ください。塗料や構造、設計の工夫次第で、黒い外壁でも快適性と美しさをしっかり維持することができます。
特に私たち塗り処ハケと手では、黒などの濃色外壁を安心して選べるよう、遮熱・耐候・低汚染の機能を兼ね備えた専用塗料「極 -kiwami-」を採用しています。

ここでは、黒外壁に挑戦したい方へ向けて、「使用している塗料の強み」と「私たちが選ばれる理由」を分かりやすくお伝えします。

塗り処ハケと手が使用する塗料の紹介

黒い外壁を選ぶとき、最も重要なのは「どんな塗料を使うか」です。
どんなにデザインが良くても、暑さや汚れ、色あせで数年後に後悔してしまっては意味がありません。

そこで私たち塗り処ハケと手では、黒や濃色の外壁に特化した高性能塗料「極 -kiwami-」をおすすめしています。これは、ウラウラ株式会社が開発した、プロ向けの次世代塗料です。

■ 極 -kiwami- の3大特長

特長 内容
遮熱性能 赤外線を強力に反射し、黒でも表面温度を最大15℃低減可能
耐候性能 紫外線や風雨に強く、色あせ・劣化が15年以上抑えられる
低汚染性 親水性のある塗膜で、雨水が自然に汚れを洗い流す“セルフクリーニング効果”あり

また、極はグレーやチャコール、ネイビーなど濃色でも遮熱効果を保つ顔料を採用しているため、従来の遮熱塗料では難しかった黒系カラーでもしっかり機能を発揮します。

私たちが現場で使用していても実感するのは、「黒だけど暑くない」「汚れが全然目立たない」「10年経っても色がキレイ」というお客様の反応の多さです。

黒い外壁にするなら、見た目を叶えるだけでなく、住み心地まで考えた塗料選びが鍵です。極 -kiwami-はその期待に応える塗料だと、自信を持ってご提案できます。

極み塗りシリーズのページはコチラからご覧ください♪

なぜ塗り処ハケと手が選ばれるのか?

塗装業者はたくさんありますが、「塗り処ハケと手」を選んでいただくお客様が多いのには、いくつかの理由があります。

特に黒い外壁や濃色カラーをご希望される方にとって、当社のスタイルや強みは非常に相性が良いと感じています。

■ 塗り処ハケと手が選ばれる5つの理由

理由 内容
① 機能性×デザイン性の両立が得意 暑さ・汚れ・色あせを抑える機能性と、かっこよさを両立させた提案が可能
② 極 -kiwami- を含む高性能塗料に対応 一般的な塗料では対応しづらい黒外壁にも、安心して施工できる技術と塗料選定力
③ カラーシミュレーションが無料 最大20パターンの色を、実際のお住まいの写真に合わせて見比べられるから、後悔なし
④ 押し売り・営業なし 地域密着型の職人直営。相談から施工まで誠実に一貫対応します
⑤ 暮らしまで考えた提案 外観だけでなく、室温やランニングコスト、10年後の劣化まで考えて提案します

黒い外壁にしたい方の多くは、「見た目を重視しつつ、快適さや将来のこともちゃんと考えたい」と思っていらっしゃいます。
私たちは、そうした想いに技術と提案力の両面から全力で応える施工店でありたいと考えています。

どんな塗料を使い、どんな色が似合うか、どうすれば後悔しないか――。
まずは気軽に話をするところから、始めてみませんか?

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外壁・屋根塗装なら「ハケと手」へ

ハケと手は、お客様に寄り添った「サービス業」として塗装を行っております。

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吉井亀吉からの一言

オイラは吉井亀吉、現場一筋30年の塗装職人だ。この記事の内容、なかなかようまとまっとるじゃねぇか。

黒い外壁っちゅうのは、見た目ピシッと決まるし高級感も出る。けどな、夏場はとくに「暑さ」がネックになりがちなんだわ。この記事じゃ、その“暑さ”の正体と、どうやって対策すりゃええかが、素人さんにも分かるように、かみ砕いて説明されとる。これはええ。

たとえば「遮熱塗料」の話な、あれは単なるオマケやと思ってる人が多いけど、実際には表面温度を10℃以上も下げられるケースもある。塗料をナメちゃいけねぇ。
それから、「通気層」や「庇(ひさし)」の設計、外壁だけやなくて建物全体の設計と組み合わせるって考え方、これがまたプロ目線で的確だ。

しかも、「完全な黒やなく、ダークグレーやチャコールを選ぶって手もある」ってな、現場でもよく出る悩みとその解決法まで書いてあって、なかなか気が利いとる。

それでもよ、「どうしたらええか分からん」っちゅう人は、オイラみたいな職人に頼った方が早ぇって話だ。**塗料選びも、施工方法も、家ごとにちゃうんだわ。**ネットで調べても限界がある。プロの目と手に任せてみな。

暑さが気になるけど、黒い外壁にしたい──そんなアンタは、
遠慮せず、塗り処ハケと手に聞いてみな。困ったらいつでも相談してくれ!

塗り処ハケと手に相談はコチラから!

🟩まとめ

本記事では「黒い外壁は本当に暑くなるのか?」という疑問に対し、実測データや施工現場の知見をもとに解説してきました。

確かに黒い外壁は熱を吸収しやすく、表面温度や室内温度に影響しますが、遮熱塗料や通気工法、設計の工夫次第で快適さを保つことは十分可能です。

デザイン性を妥協せずに、機能性も両立したい方にとって、“知って選ぶ”ことが後悔を防ぐ最大のポイントです。黒い外壁を選びたい方こそ、プロによる提案を受けてみてください。

記事の重要ポイント:

  • 黒い外壁は白系と比べて10〜20℃近く表面温度が高くなる

  • 断熱材や遮熱塗料を併用すれば、室温上昇は大きく抑えられる

  • 庇・バルコニー・植栽など設計面での日射対策も効果的

  • 汚れや退色のリスクを減らす塗料選びも重要

  • 暑さが気になるときはプロの塗装店に相談するのが安心

職人集団の塗り処「ハケと手」とは?

塗り処ハケと手とは、営業マンを一切置かず、職人だけで運営する塗装の専門集団です。

私たちの強みは以下の通りです!

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村瀬海豊

村瀬海豊

塗装店経営/塗り処ハケと手統括本部長/塗装の田村塾事業部長
バックパッカーとして世界をリュックサック一つで旅した異色の経歴を持つ。
自身で塗装店を経営しながら塗り処ハケと手にも参画し統括本部長として
全国90社の建築塗装店の相談役を引き受け、同時に指導・支援を行っている。
また解体業や建設業のコンサルタントとして100社以上の指導実績も積んでいる。

▼塗装の田村塾 インスタグラム
https://www.instagram.com/paintoman0718/
▼解体の田村塾 インスタグラム
https://www.instagram.com/kaitai.club/

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