外壁や屋根のリフォームをしたいと思っても、「費用が高くて踏み出しづらい…」「助成金があると聞いたけど、どんな制度なのかよく分からない」という不安を抱える方はとても多いです。
有田市でも住宅リフォームを支援する補助金制度があり、正しく活用すれば数万円〜20万円の費用を抑えることができます。
ただし、今年度(令和7年度)の申請期間はすでに終了しており、今すぐに申請することはできません。しかし、制度の内容を理解しておくことで、来年度以降の申請がスムーズになり、受付開始に合わせてすぐ動けるようになります。
本記事では、助成金の対象・上限額・必要書類・申請の流れ・注意点までを分かりやすくまとめました。次回の募集に備えたい方にとって、大きな手助けとなる内容です。
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有田市住宅リフォーム工事費補助事業 概要
有田市の「住宅リフォーム工事費補助事業」は、屋根や外壁の塗装・補修を含む住宅リフォームを対象に、費用の一部を市が負担してくれる制度です。住まいの老朽化が気になる方や、「そろそろ外壁を直したいけど費用が心配…」という方に向けて、安心して工事を進められるように支援する目的で作られています。
外壁や屋根は、見た目だけでなく住まいの防水性・耐久性にも直結する重要な部分です。放置してしまうと雨漏りや下地の腐食など、大きなトラブルにつながりかねません。しかし、数十万円〜100万円以上かかる工事も多いため、負担を感じる方が多いのも事実です。
この補助金は、そんな悩みを抱える市民が「必要なタイミングで必要な工事を行えるようにすること」を目的としています。対象となる住宅の種類も幅広く、市内にある持ち家・集合住宅の専有部分・店舗併用住宅の住宅部分など、住まいの維持に関わる幅広い工事に利用できます。
「費用をできるだけ抑えてリフォームしたい」「安心して長く住める家を整えたい」という方にとって、非常に心強い制度です。
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上限金額

有田市の補助金では、リフォーム工事費(税抜)の 20% が補助され、
補助金の 上限額は20万円 までとなります。
実際にどのくらい安くなるの?
具体例を見たほうがイメージしやすいので、以下にまとめました。
| 工事費(税抜) | 補助金額(20%) | 実際の自己負担額 |
|---|---|---|
| 20万円 | 4万円 | 16万円 |
| 50万円 | 10万円 | 40万円 |
| 120万円 | 20万円(上限) | 100万円 |
例えば、外壁塗装で50万円かかる場合、補助金によって 10万円が市から支給 されます。
その結果、自己負担は40万円に抑えられ、かなり費用が軽減されます。
大掛かりな工事になりやすい外壁や屋根のリフォームは、どうしても高額になりがちです。「少しでも負担を減らしたい…」という方には、とても活用価値の高い制度といえます。
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助成金の対象(対象住宅・対象者)

対象住宅
この補助金制度の対象となるのは、以下のような住宅です:
-
市内にある「継続して使用する住宅」
-
一戸建て住宅だけでなく、集合住宅の専有部分、または店舗併用住宅の“住宅部分”も対象
-
屋根や外壁の塗装・補修といった「住宅の住まいとしての機能を維持・改善するためのリフォーム工事」
つまり、「今住んでいる家」「これからも住み続ける家」が対象で、「別荘・別棟」「事務所のみの建物」などは対象外となる可能性が高いです。
対象者(申請できる人)
申請できる人には、以下のような条件があります:
-
市に納める税金(市民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税など)を滞納していないこと
-
申請者本人およびその家族を含めて、暴力団関係者ではないこと
-
住宅の所有者である、または親族であること(持ち家の場合)
-
借家の場合は賃借人またはその親族であること
-
過去に同じ補助金制度を利用していない住宅であること
要するに、「きちんと税金を払っていて、適正に住宅を所有(または借りて)住んでいる人」が対象となります。
このように、誰でも申請できるわけではなく「きちんと税金を納めている」「住宅の関係が明快」「過去に制度を利用していない」という条件を満たすことが前提です。
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助成金交付までの流れ

この補助金制度を利用するには、以下のようなステップがあります。
-
事前準備
・リフォーム工事を依頼する施工業者を決める
・見積書や現況写真、住宅の位置図、リフォーム内容を示す図面などをそろえる -
申請手続き
・「補助金交付申請書(様式第1号)」と必要な添付書類を市役所に提出
・ただし、申請できるのは、受付開始日に行われる「くじ引き」で当選した人。くじ引きは午前10時からで、入室順に抽選/申請となる。
・初日の申請で予算が埋まらなかった場合、翌日以降(当該年度の指定期間内)も申請可能 -
交付決定
・申請内容を市が審査し、問題なければ「交付決定通知書」が送られてくる -
工事契約・着工
・交付決定を受けてから、はじめて施工業者と契約・工事を開始 -
工事完了・報告
・工事完了後、「補助事業完了報告書」と「補助金交付請求書」、および工事後の写真などを市役所に提出 -
補助金支給
・市の確認を経て、補助金が交付される
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助成金交付に必要な書類

この制度を利用するには、申請時に以下の書類を揃える必要があります。
書類の不備があると申請できないため、あらかじめ確認しておきましょう。
必須書類(すべての申請者)
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以下の添付書類
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住宅の位置図
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リフォーム工事の見積書の写し(内訳明細付き)
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リフォーム工事着工前の現況を示す写真
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リフォーム内容を示した図面(対象となる箇所が分かるように)
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施工業者を確認できる書類(施工業者要件証明書 等)
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評価証明および戸籍の請求並びに市税の滞納調査に関する同意書
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暴力団排除誓約書
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確認書
-
また、場合によって、以下のような書類が必要になることがあります。
-
住宅の所有者と申請者が異なる、または共有の場合 → 所有者の同意書
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補助金の請求にあたって銀行口座登録が必要な場合 → 債権者登録申請書
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申請後に工事内容を変更したり、中止したりする場合 → 変更申請書または中止届 等
✅ ポイント:補助金交付申請書だけでは申請できません。必ず添付書類まで全てそろえること。
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申請期間

この補助金の申請は、次のようなスケジュールで受け付けられます(※2025年度の制度を例)
-
初回の申請受付開始日:令和7年11月23日(日) 午前10時 — くじ引き形式による受付開始。午前10時までに会場に入室し、着席しておく必要があります。
-
くじ引きで当選した方のみが、そのまま申請受付を行えます。
-
初日で予算枠(定められた補助対象数)に達しなかった場合は、その後も以下の日程で追加受付される可能性があります:令和7年11月25日(火)〜 令和7年12月26日(金)(ただし 土日祝は除く)
⚠️ 注意点
予算が尽き次第、受付は終了します。
また、申請に必要な書類がそろっていない場合は、受付すらできませんので、余裕を持って準備を。
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助成金申請の注意点

有田市の補助金は、正しく申請すればとても心強い制度ですが、順序や条件を一つでも誤ると「補助対象外」になってしまう場合があります。
ここでは、申請前に必ず知っておきたい注意点をわかりやすくまとめました。
申請書類は一つでも不足すると受付されない
申請には、補助金交付申請書に加え、位置図・見積書・現況写真・工事内容がわかる図面・施工業者証明書など、多くの添付書類が必要です。
書類が一つでも不足していると、その場で申請ができません。特に以下は不備が多い項目です。
-
見積書の内訳明細が抜けている
-
写真が不鮮明、または必要枚数が不足している
-
図面や施工内容が明確でない
-
施工業者の必要書類がそろっていない
申請前に、必ずチェックリストを作ることをおすすめします。
工事の契約・着工は「交付決定後」
補助金制度では、交付決定通知を受ける前に
・工事契約
・工事の着手
のどちらかを行ってしまうと、補助対象外になります。
「とりあえず先に契約だけしておこう」「日程を確保したいから先に着工してしまおう」という行動はNGです。必ず市から「交付決定通知」が届いてから動きましょう。
初回は“くじ引き方式”で、時間厳守
申請初日はくじ引き方式で受付順が決まり、午前10時までに会場へ入室していないと受付順が最後尾になります。
また、初日で予算が埋まる可能性があるため、
-
当日は早めに会場入りする
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書類の不備がない状態で臨む
ことがとても大切です。
他の補助制度との併用には制限がある
防災・耐震・空き家改修など、他の補助制度を併用する場合、対象となる工事の範囲や金額に制限がかかる場合があります。
併用を考えている方は、事前に市役所へ相談しておくと安心です。
過去に同制度を利用した住宅は対象外
同じ住宅が過去にこの補助金を利用している場合、再度申請することはできません。
中古住宅を購入した場合も、過去に補助を受けている住宅かどうか必ず確認しておきましょう。
準備には時間がかかるため、早めの行動が重要
必要書類の準備、見積もり依頼、写真撮影などは、思った以上に時間がかかることがあります。
申請期間ギリギリになって焦らないよう、早めに準備を進めることがスムーズな申請につながります。
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まとめ
この記事では、有田市の「住宅リフォーム工事費補助事業」について、制度の仕組みや申請に必要なポイントを総合的に解説しました。
すでに令和7年度の申請受付は終了していますが、補助金制度は毎年内容が大きく変わらないケースが多いため、今のうちに流れを把握しておくことで次回の申請を有利に進められます。
以下に本記事の重要ポイントを整理します。
本記事の重要ポイント
-
有田市では、外壁・屋根を含む住宅リフォーム費用の20%(上限20万円)が補助される制度がある
-
対象となる住宅・申請者の条件が明確に定められている
-
申請には、見積書・現況写真・図面・位置図など多くの書類が必要
-
申請→交付決定→契約・着工の順番を守らないと補助対象外になる
-
初回申請日はくじ引き方式で受付順が決まり、時間厳守が必須
-
他の補助金との併用には制限があるため要確認
-
今年度の申請期間は終了しており、次年度の募集に備えて内容を理解しておくことが大切
次回の募集が始まったとき、「何から準備すればいいかわからない…」と慌てることがないよう、本記事を参考に早めの準備を進めてみてください。必要な書類や申請の流れを知っておくだけで、手続きは格段にスムーズになります。
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