杵築市の住宅補助金は、ちょっと変わった仕組みになっています。
多くの自治体の補助金は「補助率○%・上限○万円」とシンプルですが、杵築市は「あなたがどこから来たか」によって、もらえる金額が最大70万円も変わります。
チェック!
- 大分県外から杵築市に移住する方 → 最大100万円
- 大分県内(市外)から杵築市に移住する方 → 最大30万円
- すでに杵築市に住んでいる方 → 最大30万円
さらに、空き家バンク物件を購入する場合には「購入補助」もあるのですが、購入補助と改修補助は併用できないというルールがあり、「どちらを選べば得なのか?」という判断も必要です。
この記事では、外壁塗装のエキスパート集団である塗り処ハケと手が、杵築市の補助金制度を「知識ゼロの方がこの記事だけで申請まで進められる」レベルで解説していきます。
「補助金の申請なんてやったことがない」「空き家バンクって何?」という方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
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杵築市の改修補助金の全体像

補助金は2種類ある(外壁塗装に使えるのは「改修補助」)
杵築市の住宅補助金には2つのメニューがあります。外壁塗装に関係するのは②の改修補助です。
| 補助メニュー | ざっくり言うと | 外壁塗装に使える? |
|---|---|---|
| ① 新築・住宅購入補助 | 家を買った・建てた人への定額補助 | ×(購入費が対象) |
| ② 空き家バンク物件の改修補助 | 空き家を直すための工事費補助 | ○(改修工事が対象) |
この記事では②を中心に解説します。ただし、空き家バンク物件を購入する方は①と②の「どちらを選ぶか問題」にも直面するため、その判断基準も後ほど解説します。
「どこから来たか」で補助額が3段階に変わる
改修補助金の補助率は一律改修費の2/3ですが、上限額が「どこから来たか」で大きく変わります。
| あなたの状況 | 補助率 | 改修補助の上限 | 家財処分補助 |
|---|---|---|---|
| 大分県外から移住 | 2/3 | 最大100万円 | 1/2(上限10万円) |
| 大分県内の他市町村から移住 | 2/3 | 最大30万円 | 1/2(上限10万円) |
| 杵築市にすでに居住 | 2/3 | 最大30万円 | 1/2(上限10万円) |
「県外からの転入者」「市外からの転入者」の定義は以下の通りです。
| 区分 | 杵築市の定義 |
|---|---|
| 県外からの転入者 | 転入日から過去5年以上、大分県内に住所がなかった方で、転入から1年以内 |
| 市外からの転入者 | 転入日から過去5年以上、杵築市に住所がなかった方で、転入から1年以内 |
ポイントは「5年以上」です。例えば3年前まで東京に住んでいて、その後大分県内の別の市に引っ越した方は「県外転入者」ではなく「市外転入者」扱いになります。なお、世帯員の2分の1以上が転入者の要件を満たしていれば、世帯全体が転入者扱いになります。
自己負担のシミュレーション
■県外からの移住者の場合(上限100万円)
| 改修費 | 補助金(2/3) | 自己負担(1/3) |
|---|---|---|
| 60万円 | 40万円 | 20万円 |
| 100万円 | 約66万円 | 約34万円 |
| 150万円 | 100万円(上限) | 50万円 |
■市外転入者・市内居住者の場合(上限30万円)
| 改修費 | 補助金(2/3) | 自己負担(1/3) |
|---|---|---|
| 30万円 | 20万円 | 10万円 |
| 45万円 | 30万円(上限) | 15万円 |
| 100万円 | 30万円(上限) | 70万円 |
県外移住者は改修費150万円でも自己負担50万円で済みますが、市内居住者は100万円の工事で自己負担70万円。自分がどの区分に該当するかを最初に確認することが重要です。
外壁塗装は対象になる?

杵築市の改修補助金は、空き家バンク物件の「改修工事に要する金額」が対象です。外壁塗装は住宅の改修工事に含まれるため、対象になる可能性があります。
一方、以下の工事は対象外と公式に明記されています。
- 車庫・物置等の工事や取り壊し
- 門塀等の外構工事
- ハウスクリーニング
- 電化製品の購入
ここで大事なのは、「外構」と「外壁」は別ものということです。門や塀などの外構は対象外ですが、建物本体の外壁塗装はこのリストに含まれていません。
ただし、公式ページには「その他要件がありますので、必ず事前にご相談ください」と記載されています。外壁塗装が対象になるかは個別判断となるため、見積もりを取る前の段階で協働のまちづくり課に確認しておきましょう。
購入補助と改修補助、どっちを選ぶべき?
空き家バンク物件を200万円以上で購入する方だけが直面する判断です。購入補助と改修補助は併用できないため、どちらか一方を選ぶ必要があります。
| 選択肢 | 県外転入者 | 市外転入者 | 市内居住者 |
|---|---|---|---|
| A. 購入補助 | 100万円(定額) | 30万円(定額) | 15万円(定額) |
| B. 改修補助 | 改修費の2/3(上限100万円) | 改修費の2/3(上限30万円) | 改修費の2/3(上限30万円) |
■どちらを選べば得か?(県外転入者の場合)
- 改修費が150万円以上の見込み → どちらも100万円で同じ
- 改修費が150万円未満 → 購入補助(定額100万円)の方が有利
■市外転入者の場合
- 改修費が45万円以上 → どちらも30万円で同じ
- 改修費が45万円未満 → 購入補助(定額30万円)の方が有利
迷ったら、施工業者の見積もりを取ってから協働のまちづくり課に相談するのが確実です。なお、賃貸の場合や200万円未満の購入は購入補助の対象外なので、改修補助一択です。家財処分補助(上限10万円)はどちらを選んでも別途申請可能です。
申請前に確認すべき条件

そもそも「空き家バンク」とは?物件の探し方
この補助金を使うには、杵築市の空き家バンクに登録された物件を購入または賃借することが前提です。一般の不動産サイトや知人から買った物件は対象外です。
空き家バンクとは、自治体が運営する空き家の情報登録制度です。所有者が「貸したい・売りたい」と登録し、利用希望者が「借りたい・買いたい」と申し込む、いわば自治体版の不動産マッチングサービスです。
物件の探し方はシンプルです。
- 杵築市のホームページで公開されている物件情報を確認する
- 協働のまちづくり課に電話で「空き家バンクに登録されている物件を見たい」と相談する
物件探しと補助金の相談を同時にできるので、最初の一歩は協働のまちづくり課に電話することです。
施工業者は杵築市内の業者のみ
改修補助・家財処分補助ともに杵築市内の業者に依頼することが必須です。市外の業者に依頼した場合は補助対象になりません。業者選びの段階で「杵築市内に事業所があるか」を確認しましょう。
知っておくべき注意点まとめ
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 着工前に申請 | 工事の着工前に見積書・申請書を提出。着工後は不可 |
| 1回限り・分割不可 | 改修・家財処分は一戸につき各1回限り。「今年は水回り、来年は外壁」は不可 |
| 工事完了期限 | 交付決定日から6か月以内かつ年度の3月15日まで |
| 申請期限 | 契約から2年以内かつ転入から1年以内 |
| 5年以上の居住義務 | 5年未満で転出・売却等した場合は補助金の返還 |
| 3親等内は対象外 | 所有者と入居者が3親等内の親族の場合は不可 |
| 定住目的のみ | 別荘利用や一時的な転入は対象外 |
| 他の市補助との併用不可 | 同一住宅で市の他の補助制度との併用は不可 |
| 外構等は対象外 | 車庫・物置・門塀・ハウスクリーニング・家電購入は対象外 |
| 精算払い | 工事費を一度全額支払った後に補助金が振り込まれる |
特に重要なのが「1回限り・分割不可」のルールです。外壁塗装だけでなく水回りや内装の改修も検討しているなら、まとめて1回の申請で上限額をフルに活用する計画を立てましょう。
申請の全手順ガイド

準備フェーズ:相談→物件契約→見積もり
① 協働のまちづくり課に電話する
いきなり書類を準備する必要はありません。最初の一歩は電話1本です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連絡先 | 杵築市役所 協働のまちづくり課 移住・定住促進係 |
| 電話番号 | 0978-62-1814 |
電話で伝えること(例):
「空き家バンクの改修補助金を使いたいのですが、自分が対象になるか教えてください。現在は○○県に住んでいて、杵築市への移住を考えています。外壁塗装を含むリフォームを検討しているのですが、対象になりますか?」
この電話で、自分の区分・補助額の目安・外壁塗装が対象になるか・予算の残り状況まで分かります。
② 空き家バンク物件を探して契約する
杵築市のホームページで物件を確認するか、協働のまちづくり課に希望条件を伝えて紹介してもらいます。物件が決まったら所有者と売買契約書または賃貸借契約書を締結します。この契約書は申請時に必要です。
③ 杵築市内の施工業者に見積もりを依頼する
見積もり依頼時のポイントは以下の通りです。
- 「杵築市の空き家改修補助金を申請予定」と業者に伝える
- 外壁塗装と他の改修をまとめて見積もりを取る(分割申請不可のため)
- 対象外の工事(外構等)がある場合は項目を分けて記載してもらう
- 見積書に業者の杵築市内の住所が記載されていることを確認
この段階ではまだ契約・着工はしないでください。交付決定前に工事を始めると対象外になります。
書類準備と申請:何をどこで取るか
必要な書類を一覧にまとめました。
| 書類 | 何のために必要? | どこで取る? | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| 交付申請書 | 申請のメインの書類 | 杵築市HPでダウンロード(記入例あり) | 無料 |
| 売買契約書 or 賃貸借契約書の写し | 物件を取得・賃借した証明 | 準備フェーズ②で取得済み | — |
| 世帯全員の住民票 | 居住の証明 | 杵築市役所 市民生活課 | 約300円/通 |
| 完納証明書(世帯全員・20歳以上) | 税金を滞納していない証明 | 下記で詳しく解説 | 約300円/通 |
| 戸籍の附票(県外・市外転入者のみ) | 過去5年の住所履歴の証明 | 下記で詳しく解説 | 約300円/通 |
| 改修工事の見積書 | 工事内容と金額の確認 | 準備フェーズ③で取得済み | — |
| 改修予定箇所の現況写真 | 工事前の状態を記録 | 自分で撮影 | 無料 |
| 所有者の改修工事同意書 | 賃貸の場合、所有者の許可 | 所有者に依頼して作成 | 無料 |
■「完納証明書」とは?取り方
「税金を滞納していません」という証明書です。自治体によって「完納証明書」「納税証明書」等、名称が異なります。窓口で「補助金申請のために税金の滞納がないことを証明する書類がほしい」と伝えれば発行してもらえます。
- 杵築市に住んでいる方 → 杵築市役所 税務課
- 県外・市外から転入した方 → 前に住んでいた市区町村(郵送請求も可能な場合が多い)
■「戸籍の附票」とは?取り方(県外・市外転入者のみ)
過去にどこに住んでいたかの履歴が載った書類です。「5年以上大分県外(または杵築市外)に住んでいた」ことを証明するために必要です。本籍地の市区町村で取得します(郵送請求も可能)。
本籍地が分からない場合は、住民票を「本籍地の記載あり」で請求すれば確認できます。
■「現況写真」の撮り方
- 建物の全体像が分かるように少し離れて撮影
- 劣化・損傷箇所はアップでも撮影
- 日付が分かるようにスマホの日付表示をオンにする
- 完了後に同じ角度から撮影するので、撮影位置を覚えておく
書類が揃ったら、杵築市役所 協働のまちづくり課に提出します。必ず工事着工前に提出してください。
工事から補助金受取まで
① 交付決定を待つ
市が書類を審査し、問題なければ「交付決定通知書」が届きます。この通知が届く前に工事を始めると補助金がもらえなくなるので、必ず届くまで待ちましょう。
② 工事を実施する
交付決定後、施工業者と契約して工事を開始します。工事中に注意すること:
- 完了期限は交付決定日から6か月以内かつ3月15日まで
- 工事内容や金額に変更が生じたら事前に協働のまちづくり課に連絡
- 工事中の写真も撮っておくと完了届の際に役立ちます
③ 完了届を提出する
工事が終わったら、以下の書類を提出します。
| 書類 | 備考 |
|---|---|
| 完了届 | — |
| 世帯全員の住民票 | 改修した空き家に住民票を移したもの |
| 改修工事の領収書 | 施工業者から受け取ったもの |
| 改修工事後の写真 | 工事前と同じ角度で撮影(ビフォー・アフターが比較できるように) |
重要なのは住民票を空き家に移すことです。改修した空き家に住民票を移していないと完了届が受理されません。
④ 補助金の振込
書類の審査後、補助金が口座に振り込まれます(精算払い)。つまり工事費用は一度全額を自分で支払い、後から補助金が振り込まれる仕組みです。資金計画は事前に立てておきましょう。
よくある質問(FAQ)

外壁塗装も補助の対象になりますか?
空き家バンク物件の改修工事が対象のため、対象になる可能性があります。ただし外構工事・ハウスクリーニング・電化製品は対象外です。事前に協働のまちづくり課へ確認してください。
市内に住んでいても申請できますか?
できます。上限は30万円ですが、空き家バンク物件を購入又は賃借すれば対象です。
賃貸で借りた空き家でも使えますか?
使えます。所有者の改修工事同意書が必要です。
何回かに分けて申請できますか?
できません。一戸につき1回限りです。外壁塗装と他のリフォームはまとめて申請してください。
補助金はいつ振り込まれますか?
工事完了→完了届提出→審査→精算払いで振込です。工事費は一度全額を自分で支払う必要があります。
工事内容が途中で変わったらどうすればいいですか?
見積金額や工事内容に変更が生じたら、事前に協働のまちづくり課に連絡して変更手続きを行ってください。
まとめ
杵築市の空き家改修補助金は、「どこから来たか」で補助額が最大70万円変わるという独自の仕組みを持った制度です。
この記事のポイントを整理します。
重要ポイント
- 補助金を使うには空き家バンク登録物件の購入又は賃借が前提
- 改修補助は県外転入者が最大100万円、市外転入者・市内居住者は最大30万円
- 補助率は一律改修費の2/3
- 外壁塗装も対象になる可能性あり(事前確認必須)
- 購入補助と改修補助は併用不可
- 施工業者は杵築市内の業者限定
- 着工前に申請・分割不可・1回限り
- 工事完了は交付決定から6か月以内・3月15日まで
- 5年以上の居住義務
- 補助金は精算払い
最初にやるべきことはたった1つ。協働のまちづくり課に電話して、「自分の場合はいくらもらえますか?」と聞くことです。
電話番号:0978-62-1814(協働のまちづくり課 移住・定住促進係)
この1本の電話で、自分の区分・補助額・空き家バンクの物件状況まで教えてもらえます。気になった今のうちに、まず電話してみてください。