お客様が教えてくれた
『俺の生きる道』
5人兄弟の4番目に生まれました。お父さん、お母さんは家計を支えるために、遅くまで働いてくれていて、その帰りを楽しみに待っていました。「寂しいけど甘えちゃいけない。」幼いながらに我慢する毎日でした。その反動からか小学校では喧嘩ばかりして友達がいなくなり不登校に。中学では、悪い友達ばかりとつるむようになりました。
塗装の仕事は17歳の時、友達に誘われて始めました。覚えが悪い私は毎日、怒鳴られ辞めてしまいたいと何度も思いましたが、しがみつくように続けていると遂には、親方として任される様になりました。楽しくなってきた矢先に、父が倒れました。一命は取り留めたものの、親孝行をせず大人になりきれない自分が情けなくて、心から反省しました。当たり前の毎日は、当たり前じゃないんだと気づかされました。
とあるお客様の話です。『お兄ちゃんみたいな若い子が頑張って、綺麗にしてくれて本当に嬉しいよ!』とお言葉をいただきました。何気ない一言かもしれませんが熱いものこみ上げてきて涙が溢れ出ました。『これが俺の生きる道』と気づかせていただきました。
そのお陰で、後に独立させていただき、今では妻が事務。子宝にも恵まれ従業員とも幸せに塗装道を歩けています。全てを変えてくれたのはお客様でした。私の恩人です。だからこそ磨きに掛けたこの腕でお客様を幸せ色にして恩返しし続けたい、そう思わずにはいられないのです。これがこの仕事に懸ける想いです。
代表 進藤 大輔