どん底から救って
くれたのはお客様
小さい頃から厳格な両親に育てられました。時には、げんこつが飛んでくることもあり、気の小さい私は、その頃から人の顔を伺うような子どもになっていました。そんな中でも、いつでも優しく接してくれるおじいちゃん、おばあちゃんが大好きでした。
中学生になると、反発心から非行に走りヤンチャもしていましたが、塗装仕事にも出会いました。真面目に仕事をしていた私を見て、元職人だった祖父母は、「体に気をつけて頑張ってね」と温かく見守ってくれました。それから数年後に結婚し子どもを授かったことから、両親の厳格な行動は「愛情だったんだ。」と思えるようになり、関係も良くなっていきました。ですが、結婚生活は、未熟な2人の力が及ばず離婚に至ることになりました。当時は「子どもにとても不憫なことをしたな。」と自責の念で一杯で、ひどく落ち込む毎日をでした。そんな中、任されていた現場のお客様から「丁寧ね。あなたに両親のお家も任せたいなあ。」とお言葉をいただきました。瞬時に熱いものが込みげてきて、この仕事こそが「天職だ!」と気づけたと同時に「頑張って、子どもを幸せにしたい。」と決意が生まれました。
その後、月日を重ねて独立させていただきました。天国の祖父母、両親、それから子どもに胸が張れる仕事をしたい。どん底から救ってくれたお客様に恩返しをし続けたい。これがこの仕事に掛ける私も想いです。
代表 中﨑 敬介