お客様に心からの
恩返しがしたい
小さい頃から父が、癌、糖尿病と病気続きで、母は、ずっと働いていました。私は、親戚の家に預けられることが多く寂しい気持ちに襲われ、大好きな母を傷つけないよう、コッソリと隠れて泣いていました。それでも私の為に一生懸命、働いている母に大きな感謝と尊敬を抱いていました。
大人になり子を2人授かった時「この子達には寂しい思いはさせない」と心に誓いました。しかし、未熟が故に離婚をしてしまう結果になりました。子を育てていくために、申し訳ないと思う一方、金銭的な苦労は掛けたくないという想いから、寝る間もなく働きました。結果として多忙が原因のパニック障害になってしまい望みとは裏腹に、子に心配をかけてしまいました。その時は、胸が締め付けられるように痛く、申し訳無い気持ちでいっぱいだったのを鮮明に覚えています。
そんな状況の中、塗装屋さんで働く事になり、とあるお客様に出会いました。家が綺麗になっていくのを見て、「ありがとう」と私の手を握ってくれたのです。どん底だった私にとって、その行動が心に強く突き刺さり、全てが報われた様な気がしました。すると、これがきっかけになりいつしか病気も治ってしまいました。
月日を重ね、独立させていただきました。私の人生をくれたお客様に心からの恩返しがしたい、そのために、出会う全てのお客様を幸せ色に塗装したい。これがこの仕事に掛ける私の想いです。(今では、子どもも大きくなり何でも話せる大親友のような関係でとても幸せです。)