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知らないと危険!外壁シーリングの耐用年数と劣化のサインまとめ

知らないと危険!外壁シーリングの耐用年数と劣化のサインまとめ

「外壁のシーリングって、どれくらい持つの?」「いつ補修すればいいの?」――そんな疑問をお持ちの方へ。
本記事では、外壁シーリングの耐用年数を中心に、劣化サインや補修方法、費用相場まで、塗装職人の実体験をもとにわかりやすく解説しています。

実はシーリングは、外壁の防水性を支える“縁の下の力持ち”です。放置すれば雨水の侵入や構造材の腐食にもつながり、思わぬ修繕費用が発生することも。
「まだ大丈夫」と思っているうちに進行する“見えない劣化”を見逃さないために、この記事で正しい知識を身につけていただけたら幸いです。

そもそもシーリングとは何か確認したい方はコチラをご覧ください♪

▼この記事を読むと分かること:

  • 外壁シーリングの耐用年数の目安と差が出る理由が分かる

  • 劣化サインの見極め方が分かる

  • 打ち替えと増し打ちの違いと選び方が分かる

  • DIYでの補修は可能か、プロ施工との違いが分かる

  • 塗装とセットで行うべき理由が分かる

  • 費用相場と見積もりの注意点が分かる

  • 後悔しないための賢い依頼のタイミングが分かる

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    目次

    結論:外壁シーリングの耐用年数は「5〜15年」が目安です

    外壁の目地やサッシ周りなどに使われている「シーリング材(コーキング材)」は、建物の防水性を保つ非常に重要な部分です。このシーリングが劣化すると、外壁から雨水が侵入し、内部の断熱材や構造体を傷めてしまう恐れがあります。

    結論からお伝えすると、外壁シーリングの耐用年数は「5〜15年」が目安です。
    ただし、この「5〜15年」という幅は、使われている材料や施工の質、さらには立地や気候条件によっても大きく変動します。

    たとえば、安価なアクリル系では5年程度で劣化が始まることもありますし、逆にオートンイクシードなどの高耐久型を使えば、20年以上持つケースもあります。

    この章では、なぜ耐用年数に差が出るのか、どのような住宅が劣化しやすいのか、劣化が進むとどうなるのかまでを、塗装職人としての実体験と共に分かりやすく解説していきます。

    シーリングの耐用年数はなぜ幅があるのか?

    外壁シーリングの耐用年数が「5〜15年」と幅があるのは、使用する材料の違い・施工の品質・設置環境がそれぞれに大きく影響するためです。

    まず、材料の種類によって耐久性は大きく異なります。
    アクリル系は最も安価ですが紫外線に弱く、屋外では約5年で劣化します。
    ウレタン系は弾性に優れていますが、紫外線に弱いため7〜10年ほどが目安。
    変成シリコン系は耐候性・塗装適性のバランスが良く、10〜15年もつケースが多いです。
    さらに、高耐久型の「オートンイクシード」などは20〜30年という実績を持つ商品もあります。

    しかし、材料が良くても施工の腕が伴っていないと意味がありません。

    たとえば…

    • プライマーを塗らない

    • 充填量が不足している

    • 硬化時間を守らず塗装をしてしまう

    こういったミスがあれば、たとえ10年もつはずの材料でも3〜5年で劣化することもあるのです。

    さらに、立地条件も重要な要因です。日当たりが強い面、潮風を受ける海沿い、寒暖差が激しい地域などでは、同じシーリング材でも劣化が早まります。

    つまり、シーリングの寿命は「材料」「施工者の腕」「住環境」の三位一体で決まるのです。
    これを理解しておくことで、業者選びや補修時期の判断にもつながります。

    最も多い劣化タイミングと住まいのタイプ別の実態

    シーリングの劣化タイミングは、一般的に築7〜10年あたりで表面化することが多いです。
    これは特に、新築時にウレタン系や一般的な変成シリコン系が使われている住宅でよく見られる傾向です。

    以下に、私たち塗装職人が実際の現場でよく見るパターンを紹介します。

    よくある劣化タイミングの傾向

    • サイディング住宅(築7〜10年)
       → 目地のひび割れ・剥離が出やすい

    • ALC外壁(築10〜12年)
       → サッシ周りや窓枠の硬化・剥がれが多い

    • ハウスメーカー住宅(築10年以降)
       → ウレタン系が使われていることが多く、表面は綺麗でも中が硬化していることがある

    • 海沿いや南面の壁(5年〜)
       → 紫外線や塩害で他の面よりも早期劣化

    劣化の初期症状としては、

    • 表面のツヤがなくなる

    • 硬くなり始める

    • 細かなひび割れが出てくる

    といったものがあり、これらを放置すると、剥がれや隙間が生まれ、防水性が一気に低下します。

    「うちはまだ築10年だから大丈夫」と思っている方も、外観が綺麗でも内部が劣化しているケースは非常に多いので、10年を迎えたら一度プロに点検を依頼するのが安心です。

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      劣化を早めるNG環境・NG施工とは?

      シーリングの劣化を加速させる原因には、施工の不備と自然環境の影響が大きく関わっています。
      以下に、それぞれのNG例を紹介します。

      劣化を早めるNG環境

      • 直射日光が当たる南側の外壁
         → 紫外線の影響で弾性が低下し、ひび割れや硬化が進行

      • 潮風を受ける海沿いの家
         → 塩分による樹脂の分解で表面が白く劣化

      • 寒暖差の激しい地域や高地
         → 膨張と収縮の繰り返しで破断リスクが増加

      劣化を早めるNG施工

      • プライマー(接着剤)を省略している

      • 打ち替えが必要なのに増し打ちで済ませている

      • 乾燥時間を守らず上塗りしている

      これらの施工ミスがあると、5年以内で明らかな劣化が始まることもあります。

      また、「とりあえず安く済ませたい」といった要望で業者が耐久性の低いアクリル系やウレタン系を使っていることもあり、数年でやり直しになるケースも珍しくありません。

      “安い=悪い”ではありませんが、“安いのに長持ち”は存在しません。
      材料選定・施工方法・現場管理まで丁寧に行うことで、シーリングの本来の寿命を引き出すことができます。

      放置するとどうなる?雨漏りや構造材腐食のリスク

      「少しくらいのひび割れなら大丈夫」と思ってシーリングの劣化を放置してしまうと、建物内部に深刻なダメージが及ぶ可能性があります。

      劣化を放置すると起こるトラブル

      • 雨水が外壁内に浸入し始める
         → 壁内の断熱材や下地木材が濡れ、腐食・カビの原因に

      • 断熱性能が低下する
         → 水分を含んだ断熱材が機能せず、室内が寒くなる

      • 内装にまで影響が及ぶ
         → クロスの剥がれ、壁面の浮き、カビ臭など

      また、特に恐ろしいのは、表面上は何の問題もないように見えるのに、内部では水が回り始めているケースです。
      数年後に「床が傾いてきた」「柱が腐っていた」といった、大規模な修繕につながることも。

      さらに、これらの損傷は火災保険や住宅保証の対象外になることが多いため、全額自己負担で数十万円〜数百万円が必要になる可能性もあるのです。

      こうした事態を防ぐには、「見た目に異常がなくても、定期的に点検を受けること」が最も重要です。
      私たち塗装職人としても、「あの時見ておけばよかった」という後悔は、ぜひ避けていただきたいと常に感じています。

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          シーリング材の種類別|耐用年数の違いと選び方

          外壁シーリングの耐用年数を左右する最も大きな要素が、「どの種類のシーリング材を使っているか」です。実際、私たち塗装職人の現場でも、同じ築年数でもシーリングの状態には差が出ることがよくあります。

          一言で「シーリング」と言っても、主成分の違いによって種類が分かれており、それぞれに特徴・メリット・耐用年数の差があります。

          この章では、以下の3つの視点で詳しく解説します。

          • 一般的な4種類のシーリング材の違いと寿命

          • 今注目されている「高耐久型シーリング材」の実力

          • 実際に塗り替え時に何を基準に選べば良いのか

          「どれを選べば後悔しないのか?」を判断できる状態を目指して、分かりやすく解説します。

          アクリル・ウレタン・シリコン・変成シリコンの違い

          まずは、外壁でよく使われる4種類のシーリング材の特徴と、それぞれの耐用年数・得意分野・注意点を一覧でまとめます。

          種類 耐用年数目安 特徴 注意点
          アクリル系 5〜8年 安価・水性・屋内向き 屋外では紫外線劣化が早い
          ウレタン系 7〜10年 弾性がありサイディングに多い 紫外線に弱く、塗装で保護が必要
          シリコン系 約10年 耐候性に優れ、ガラス周りによく使う 塗装との相性が悪く、上塗りがはじく場合あり
          変成シリコン系 10〜15年 耐候性と塗装適性のバランスが良い 材料費がやや高め

          この中で、現在の外壁リフォーム・塗り替えで主流となっているのが「変成シリコン系」です。
          変成シリコンは、耐候性・密着性・上塗りとの相性すべてをバランス良く持っており、10年〜15年持つ耐久性もあります。

          一方、ウレタン系はハウスメーカーの新築でよく採用されていますが、紫外線に弱いため、築7〜10年で劣化が進行しているケースが多いです。

          重要なのは、「価格」だけでなく「目的・外壁材・上塗り塗料との相性」で選ぶこと。
          間違った材料選びは、シーリングだけでなく、外壁塗装の寿命自体も縮めてしまうため、職人の判断が求められます。

          おすすめは?高耐久タイプ「オートンイクシード」などの実力

          最近、注目されているのが超高耐久型シーリング材の存在です。中でも業界内で評判が高いのが、「オートンイクシード(AUTON EXCEED)」です。

          オートンイクシードの特徴と実力

          • メーカー耐用年数目安:20〜30年

          • 主成分:LSポリマー(耐候性・柔軟性を長期間保持)

          • 対応外壁材:サイディング・ALC・タイルなど多用途

          • 上塗り塗料との相性も◎(塗膜はじきの心配なし)

          ※出典:オート化学工業株式会社 公式サイト

          実際、私たちが現場で扱った際も、通常の変成シリコン材よりも弾性が持続し、10年後の点検でも劣化が少なかったという経験があります。

          他にもある高耐久タイプ

          • シャープ化学工業の「シャーピーSLR」

          • サンスター技研の「MS-1」など

          初期費用は若干高めですが、「将来の打ち替え費用」や「雨漏りリスク」を考えれば、結果的にコスパは良くなります。

          特に、今後20年以上住み続ける予定の戸建て住宅には、高耐久型を選ぶ価値が非常に高いです。
          「一度の施工で長く安心したい」という方は、材料指定での見積もり依頼をおすすめします。

          塗り替え時に選ぶなら何を基準にすべき?

          実際に外壁塗装とセットでシーリングをやり直す際、「どの材料を使うべきか悩む…」という声をよくいただきます。
          その判断基準は、以下の5つの視点で考えると失敗しません。

          材料選びの5つの判断基準

          1. 今後の住まい方(あと何年住むか)
             → 長期住むなら高耐久材が有利

          2. 塗装に使用する上塗り材との相性
             → シリコン材は塗膜との相性に注意

          3. 外壁材の種類と動きやすさ
             → ALCや窯業系サイディングは動きが大きく、弾性重視

          4. 立地(海沿い・高温地域など)
             → 塩害・紫外線が強い地域は高耐候性タイプを

          5. 将来のメンテナンス回数を減らしたいか
             → 1回で長寿命を狙うならオートンイクシードなどを選択

          また、見積書には「使用するシーリング材の種類」が記載されているかどうかを必ずチェックしてください。
          「シーリング打ち替え 一式」だけでは、何を使っているか分からず、比較もできません。

          最後に、“信頼できる職人に任せる”ことが一番の基準です。
          私たち「塗り処ハケと手」では、材料の選定から丁寧にご説明し、建物の状態とご希望に合った最適なご提案をさせていただいています。

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              耐用年数を過ぎたら?見極めのサインと適切なメンテナンス

              外壁シーリングの耐用年数が過ぎると、表面には見えない内部の劣化が静かに進行していきます。
              最初は「ただのひびかな?」「気づいたけど、まあ大丈夫だろう」と放置してしまいがちですが、実際にはその“小さな劣化サイン”こそが大切な見極めポイントです。

              この章では、シーリングの耐用年数が過ぎた際に現れるサインと、正しいメンテナンス方法を見極めるための判断基準を解説します。
              また、「打ち替えと増し打ちの違い」や「DIYは可能なのか?」といった現場でよくある質問にも触れながら、読者がすぐにでも行動に移せるよう丁寧に説明していきます。

              素人でもわかる劣化サイン(ひび割れ・剥がれ・硬化)

              シーリングの劣化は、プロでなくても“見た目”で判断できるサインがいくつか存在します。
              以下のポイントに心当たりがある方は、すでに補修のタイミングかもしれません。

              劣化のわかりやすいサイン

              • 細かなひび割れが入っている(クラック状)

              • 指で押すと固くなっている(弾力がない)

              • シーリング材が痩せている/細くなっている

              • 端が剥がれて浮いてきている

              • 黒ずみやカビのような変色が出ている

              この中でも「硬化(弾力がなくなる)」と「ひび割れ」は、シーリングの命ともいえる柔軟性が失われてきた証拠です。
              弾力がなくなると、外壁の動きに追従できなくなり、やがて破断や剥離につながります。

              なお、シーリングの劣化サインは一部の面から始まりやすく、すべての箇所に同時に現れるとは限りません。
              とくに「南側の壁」「2階のバルコニー周辺」などは紫外線の影響で早く傷みやすいため、重点的にチェックするのがおすすめです。

              “見た目”が教えてくれる劣化サインを見逃さず、早めのメンテナンス判断が建物全体の寿命を延ばすことにつながります。

              シーリングが黒ずんでいる方はコチラの記事をご覧ください♪
              シーリングにひび割れが発生している場合はコチラをご覧ください♪

              打ち替えと増し打ちの違いと選び方

              シーリングのメンテナンスには大きく分けて「打ち替え」と「増し打ち」の2種類があります。
              それぞれの特徴や選び方を理解することで、施工内容の提案が適正かどうかを判断する材料になります。

              ▼打ち替えとは?

              既存のシーリングをすべて撤去し、新しい材料を打ち直す方法です。

              • ● 劣化が激しい場合、必ず打ち替えが基本

              • ● 目地の奥まで新しいシーリングが密着

              • ● 耐久性がもっとも確保できる

              • ▲ 手間とコストはかかる

              ▼増し打ちとは?

              古いシーリングの上から、新しい材料を重ねて充填する方法です。

              • ● 見た目の補修に向いている

              • ● 短期的な補修には有効

              • 密着性が低く、剥がれるリスクがある

              • ▲ 奥まで入らず耐久性に欠ける場合あり

              どちらを選ぶべき?

              状況 おすすめ工法
              目地が広く、外壁がサイディング 打ち替え
              目地の幅が狭く、ALC外壁やサッシ周り 増し打ち
              シーリングが完全に硬化・破断している 打ち替え

              私たちの現場でも、基本的には“打ち替えが最優先”です。
              増し打ちは、あくまでも応急的・部分補修的な処置であることを理解した上で選ぶ必要があります。

              見積もりの説明が「増し打ちで十分です」だけで終わる業者には注意。なぜその工法なのか説明を求め、納得できるまで確認しましょう。

              DIYでやるのはアリ?プロ施工との違い

              最近では、ホームセンターや通販でシーリング材が手に入り、「自分で補修してみようか」と考える方も増えています。
              結論から言えば、簡単な部分的補修であればDIYも可能ですが、全面補修はプロに任せるべきです。

              DIYのメリット

              • コストを抑えられる(材料費のみ)

              • 小さな箇所の応急処置には適している

              • 工事の練習として気軽に挑戦できる

              DIYのデメリット

              • プライマーの塗布や奥行の確保が難しい

              • 施工道具・養生技術が必要

              • 気泡・隙間ができてしまうとすぐに剥がれる

              • 外壁との相性を誤ると塗装にも悪影響

              また、サッシ周りなど複雑な形状や、高所作業が必要な箇所は危険が伴い、足場を組まずに作業することは大変危険です。

              プロの施工では、以下のような工程が丁寧に行われます。

              1. 既存シーリングの撤去

              2. 清掃・養生

              3. プライマーの塗布

              4. 適正量のシーリング材を充填

              5. ヘラで密着させ、表面を整える

              見た目は簡単でも、内部で密着していなければ、すぐに剥がれてしまうということを忘れてはいけません。

              DIYは一時的な処置として有効ですが、長期間の防水性能を確保したいなら、確実にプロに依頼するのが賢明です。

              シーリングの施工手順を詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください♪

              劣化を防ぐための「塗装とセット」の考え方

              シーリングの耐久性を最大限に保つには、「外壁塗装とセットで行う」ことがとても効果的です。

              なぜなら、塗装によってシーリング材の表面が塗膜で覆われることで、

              • 紫外線の直接ダメージが軽減される

              • 外部からの水分や汚れが入りにくくなる

              • 柔軟性が長持ちする

              といった相乗効果が得られるためです。

              実際に、同じシーリング材を使っても、

              • 塗装で保護された箇所は15年近く持つ

              • 未塗装の部分は8年程度で硬化・ひび割れが進行

              といった差が出るケースもあります。

              セット施工のメリットまとめ

              • 費用や足場代が一度で済む

              • メンテナンススケジュールを一元管理できる

              • トータルの耐久年数が向上する

              逆に、シーリングだけを先に補修し、その数年後に塗装を行うと、再度シーリングが必要になる場合もあり、結果としてコストも手間も増えることがあります。

              だからこそ、私たち職人は「10年を超えるタイミングであれば、塗装とシーリング補修を同時に検討してください」と必ずお伝えしています。

              “別々よりも一緒にやる方が、長持ちしてお得”というのは、経験上間違いありません。

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                  知らないと損する!シーリング補修の費用相場と内訳

                  シーリング補修を検討する際、多くの方が気になるのが「費用がいくらかかるのか?」という点です。
                  しかし実際には、施工面積や補修方法、足場の有無、業者ごとの単価設定などによって費用は大きく変動します。

                  また、見積もり書を見ても「シーリング一式」とだけ書かれていて、どこにどれくらい費用がかかっているのか分かりにくいケースも非常に多いです。

                  この章では、読者が適正価格を理解し、見積もりに不安を感じることなく判断できるように、費用相場の実例・内訳・注意点・お得に施工するための考え方まで、塗装職人の現場経験も交えて解説していきます。

                  坪数・延床面積別の補修費用シミュレーション

                  シーリングの補修費用は、「目地の長さ」「使用する材料」「打ち替えor増し打ち」「足場の有無」などによって変わりますが、一般住宅ではおおよそ15〜30万円前後が相場です。

                  以下に、よくある延床面積別の概算をまとめました。

                  ▼シーリング補修費用の目安(打ち替え・足場別途)

                  延床面積の目安 想定目地長さ(m) 補修費用(材料+施工)
                  25坪(約83㎡) 約180m 約15〜18万円
                  30坪(約99㎡) 約200〜220m 約15〜20万円
                  35坪(約116㎡) 約240〜260m 約18〜25万円

                  ※使用材料:変成シリコン系/打ち替え施工の場合
                  ※高耐久材使用時は+3〜5万円程度増加

                  さらに、足場代として15〜25万円前後が別途必要になるため、シーリング補修単独の場合はそれなりの出費になります。
                  そのため、塗装とセットで行うことで足場代を1回にまとめるのが現場でも定番の考え方です。

                  「一部だけ補修したい」という方は、10m単位での部分施工も可能ですが、見積もり単価が割高になることが多く、注意が必要です。

                  よくある見積もりトラブルとチェックポイント

                  見積もりの内容を正しく理解していないと、「思ったより高かった」「内容が曖昧でよく分からない」というトラブルに発展することがあります。

                  以下は、私たち職人が実際の現場でよく見かける見積もりトラブルの例です。

                  ▼よくあるトラブル事例

                  • 「シーリング工事 一式」のみで内訳が不明
                     → 施工範囲・材料種類・打ち替えor増し打ちが書かれていない

                  • 高耐久材使用をうたっているが、実際は汎用品
                     → 材料名が書かれていない見積もりには要注意

                  • 「増し打ち」での安価見積もりで契約 → すぐに再劣化
                     → 打ち替えすべき場所に増し打ち施工していた

                  ▼見積もりチェックリスト

                  • ☑ シーリングの施工方法(打ち替え or 増し打ち)が明記されているか

                  • ☑ 材料名(例:オートンイクシード)が記載されているか

                  • ☑ m数単価 or 一式価格、単価と合計が明確になっているか

                  • ☑ 足場・清掃・プライマー処理なども含まれているか

                  とくに、「単価が相場よりも大きく安い業者」や「施工内容が曖昧な見積書」には注意が必要です。
                  価格の安さだけで判断すると、結果的に“2度手間・2度払い”になってしまうことも。

                  納得いくまで説明を求めるのはお客様の当然の権利です。

                  費用を抑えるコツと「安かろう悪かろう」を避ける方法

                  できる限り費用を抑えたいと考えるのは当然ですが、“安さだけ”を重視すると、後悔するリスクが高まります。
                  ここでは、適切な品質を確保しながら費用を抑えるコツを解説します。

                  ▼費用を抑えるための3つのポイント

                  1. 塗装とセットで依頼する(足場を1回で済ませる)

                  2. 地域密着の職人直営店に依頼する(中間マージンをカット)

                  3. 部分補修よりも全体施工の方が単価が下がることもある

                  また、シーリングに限らず「安すぎる工事」には下記のようなリスクがあります。

                  ▼“安かろう悪かろう”な施工の例

                  • 材料を薄く塗る・使う量を減らす(→早期劣化)

                  • 熟練職人でなくアルバイトが施工

                  • プライマーを省略する手抜き施工

                  価格だけを見て「他社より5万円安いから決めた」という方が、3年後に雨漏りで結局再補修…というケースも少なくありません。

                  重要なのは「品質と価格のバランス」です。
                  信頼できる業者とよく相談し、納得のいく施工内容を選ぶことが、最終的に「一番お得」になる方法
                  です。

                  塗装と同時施工でお得になるパターンとは?

                  シーリング補修は、外壁塗装とセットで行うと、費用面でも耐久性の面でも非常にメリットが大きいです。
                  私たちの現場でも、7割以上のお客様が「塗装+シーリング同時施工」を選ばれています。

                  ▼同時施工の主なメリット

                  • 足場代(15〜25万円)を1回で済ませられる

                  • 補修のタイミングを合わせることでメンテナンス周期が明確になる

                  • シーリングの上から塗装で保護でき、耐久性が向上する

                  たとえば、外壁塗装とシーリングを別々に行った場合、

                  • シーリング補修(単独足場):約40〜50万円

                  • 外壁塗装(別途足場):約90〜140万円

                  → 合計130万〜190万円

                  一方、同時施工なら足場は1回分で済むため、
                  → 合計費用は110万〜170万円ほどに抑えられるケースが多いです。

                  ▼おすすめの施工タイミング

                  • 築10〜15年:塗装と同時施工がベスト

                  • 築5〜9年:劣化が早い場合はシーリングだけ先行でもOK(ただし足場共用可能か要確認)

                  「どうせやるなら一緒にやった方が効率的」というのは、私たち職人の側から見ても本音です。
                  将来的な費用負担を減らす意味でも、セットでのご依頼をぜひご検討ください。

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                    長持ちする外壁シーリング工事なら「塗り処ハケと手」へ

                    ここまでお読みいただき、外壁シーリングの耐用年数や補修のタイミング、費用や注意点について理解が深まったかと思います。
                    では、実際に「どこに相談すればいいのか?」と迷ったとき、私たち塗装職人が自信を持っておすすめできるのが、職人直営の施工店です。

                    特に「塗り処ハケと手」は、営業担当を介さず現場経験豊富な職人がすべての工程を一貫管理しており、使用するシーリング材の選定から、塗装との相性、細部の仕上がりまで妥協なく対応しています。

                    外壁やシーリングは“10年先の安心”をつくるための工事。
                    だからこそ、施工品質と実績、そして相談のしやすさで選んでいただきたいのです。

                    この章では、「なぜ職人直営が安心なのか」、そして「今のシーリング状態が気になる方に向けた無料点検サービス」についてご案内します。

                    なぜシーリングも塗装も「職人直営」に任せるべきか

                    外壁の塗装やシーリング補修を依頼する際、“どんな業者に頼むか”が仕上がりと耐久性を大きく左右します。
                    その中で、私たちが自信を持っておすすめしたいのが、職人直営の施工店です。

                    ▼職人直営のメリット

                    項目 職人直営店 営業主体の業者
                    担当者 最初から最後まで職人本人 営業→下請けに丸投げ
                    材料選定 現場で実績ある製品のみ使用 利益重視で安価な材料を選定するケースも
                    工程管理 責任を持って一貫対応 現場任せになることが多い
                    見積もり内容 施工者目線で正確かつ明確 抽象的な「一式」が多い傾向

                    営業会社を通す場合、打ち合わせ時の説明と現場の実際が食い違うことが少なくありません。
                    「こういう仕様だと思っていたのに…」「仕上がりが雑だった…」といった声の原因は、下請け業者への丸投げ体制にあることが多いのです。

                    一方、職人直営であれば、お客様との会話も、材料選定も、実際の施工もすべて自分たちが対応するため、言った・言わないのズレが起きません。

                    さらに、現場の状況を見ながら「この場所は高耐久型に変更しましょう」「ここは打ち替えで対応しましょう」と、判断力と柔軟性をもって最適な施工ができるのも職人ならではの強みです。

                    特に、シーリングと塗装の関係は非常に密接。
                    塗膜との相性や乾燥時間、重ね塗りのタイミングなど、細かい調整が必要です。

                    こうした「知識×技術×責任感」が揃っているのが、職人直営の最大の価値だと私たちは考えています。

                    今のシーリング状態が気になる方へ|無料点検・相談受付中!

                    「うちは今、補修が必要な状態なのか分からない…」「ひび割れっぽいけど放置して大丈夫?」
                    ――そう感じている方に向けて、私たち「塗り処ハケと手」では無料点検&相談サービスを行っています。

                    ▼無料点検で確認できる内容

                    • シーリングの劣化度(ひび割れ・硬化・剥離の有無)

                    • 打ち替えが必要な箇所とその理由

                    • 材料の種類と経年状態

                    • 塗装の劣化状況や補修のタイミング

                    • 将来のメンテナンス計画に関するアドバイス

                    点検では、写真付きの劣化報告書をその場でご提示し、補修が必要な場合も「すぐにやった方がいい」「次回塗装時にセットで」など、状況に応じた正直なご提案をお伝えしています。

                    もちろん、しつこい営業や押し売りは一切行っていません。
                    「今すぐじゃないけど話だけ聞きたい」「どんな工法があるのか知りたい」という段階でも、お気軽にご相談ください。

                    ハケと手は、日本建設技師協会3冠を獲得しています。

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                        吉井亀吉のアドバイス

                        オイラぁ吉井亀吉、52年この道で飯食ってきた職人だ。

                        今回の記事な、「外壁のシーリングはどれくらいもつんか?」って疑問にズバッと答えとる。

                        正直、こういう分かりやすい記事は珍しいわ。シーリングの耐用年数が「5〜15年」っていう目安もちゃんと根拠あって書いてあるし、材質や環境、施工の良し悪しで差が出るって話も、まっことその通りや。

                        構成もエエな。「劣化のサイン」「打ち替えと増し打ちの違い」「DIYとプロの差」――これ、リフォームの知識がない人間でもスッと入ってくる。

                        中でも「打ち替えと増し打ちの違い」は見落としがちやけど、トラブル多いポイントもしっかり触れてくれている。

                        あと、「オートンイクシード」みたいな高耐久シーリング材に触れた上で、「塗装とセットでやる意味」まで説明しとる。これがまたええ。塗装とシーリングを別々にやるより、まとめて職人に任せた方が絶対に得なんや。費用も工期も節約できるし、ムダがない。

                        ほんで最後に「塗り処ハケと手」みたいな、職人直営の店が信頼できる理由までちゃんと書いてあるやろ? これはホンマに重要なんやわ。営業マンは口がうまいけど、施工するのはオイラみたいな職人や。そこ、勘違いしたらアカンで。

                        まぁなんや、この記事読んだら、外壁のシーリングについて素人でも“ちゃんと判断できる目”が育つっちゅうこっちゃ。知識があるだけで、見積もりでボラれずに済むし、家も長持ちする。ええ内容やで。

                        困ったらいつでも相談してくれ!オイラ、背中押したるからな!

                        塗り処ハケと手に相談はコチラから!

                        ■まとめ

                        本記事では、外壁シーリングの耐用年数と正しいメンテナンスのタイミングについて、材料の違いや施工の注意点を交えながら解説してきました。
                        「今すぐ補修が必要かどうか」を判断する材料としてだけでなく、将来に向けてのメンテナンス計画にも活用できる内容になっています。

                        大切なのは、劣化の初期サインを見逃さないこと、そして信頼できる職人に相談すること。
                        これが、建物を長持ちさせる最善の一歩です。

                        ▼本記事の重要ポイント:

                        • シーリングの耐用年数は5〜15年、高耐久材なら最大30年

                        • 劣化のサインはひび割れ・硬化・剥がれ・変色で判断

                        • 補修方法には打ち替えと増し打ちがあり、状況に応じて選択

                        • DIYは応急処置には有効だが、長期的にはプロ施工が推奨

                        • 塗装とセット施工でコストと耐久性の両立が可能

                        • 見積もりでは施工方法・材料名・単価の明記を確認すること

                        職人集団の塗り処「ハケと手」とは?

                        塗り処ハケと手とは、営業マンを一切置かず、職人だけで運営する塗装の専門集団です。

                        私たちの強みは以下の通りです!

                        • 完全自社施工・自社管理:職人が直接施工するため、中間マージンがなく、質の高い仕上がりをお手頃価格でご提供します。
                        • プロのカラーデザイナーによる無料シミュレーション:契約前に20種類以上のデザインを確認でき、理想の外観を具体的にイメージできます。
                        • 業界唯一の長期保証:木部・鉄部・樹脂など、競合では難しい部分も一応しっかり保証。
                        • 見積り後のしつこい営業は一切なし:お気軽にご相談・見積り依頼が可能です。
                        • 全国80拠点の地域密着サービス:迅速で適切な対応を心がけ、地域の特性を踏まえた最適なプランを提案します。
                        • 万全のアフターケア:施工後も安心のフォロー体制で、長くお付き合いさせていただきます。

                        職人の技術とデザイン力で、全国のお家を幸せ色に塗り替えています♪お気軽にお問い合わせください!

                        ハケと手は、日本建設技師協会3冠を獲得しています。

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                          村瀬海豊

                          村瀬海豊

                          塗装店経営/塗り処ハケと手統括本部長/塗装の田村塾事業部長
                          バックパッカーとして世界をリュックサック一つで旅した異色の経歴を持つ。
                          自身で塗装店を経営しながら塗り処ハケと手にも参画し統括本部長として
                          全国90社の建築塗装店の相談役を引き受け、同時に指導・支援を行っている。
                          また解体業や建設業のコンサルタントとして100社以上の指導実績も積んでいる。

                          ▼塗装の田村塾 インスタグラム
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